空席マネジメント:SeatGeekの新サービス

アメリカでは一部スポーツイベントが再開したが、観客の入場はまだ解禁されていない。今後それが解禁された場合も、入場規制がかかることが予想される。

そこで重要になるのが、「どの席を空席にするのか」という問題である。

コロナウイルス感染のリスクを最小限に抑えつつ、観戦価値や収益を最大化するためにはどの席を開放するべきか。

この課題解決を手助けするべく、SeatGeekが新たなサービスを始めた。

チケットの二次市場を運営するSeatGeekは、各座席におけるファンの入場時間や飲食・グッズ購入履歴といったデータを何年にも渡って収集してきた。

今回、その膨大なデータを基にプラットフォームを作成。空席のパターンを変えることで、ファンの感情や購買行動にどのような影響があるかをシミュレーションしてくれる。

また、このプラットフォームは、各リーグおよび自治体が設定するソーシャルディスタンスに関する規則が反映させているため、空席のパターンがその規則を守っているかを確認することもできる。

SeatGeekのラス・デスーザ氏は「リーグ、チーム、そして地域によって規則や目的が異なります」と言う。「そのクライアントにどのような制約があって、どのような意思決定をしたいのか、それらを踏まえた上で、最適の方法を見つけることができます」

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/06/22/Facilities/SeatGeek.aspx

SeatGeek、設立10周年

スポーツチケットの販売および再販を管理するSeatGeekは、設立10周年を迎えた。

SeatGeekを有名にしたのが、同社が開発したチケット再販の検索エンジンである。

当時、StubHubやTicketmasterといった企業が独自にチケットの再販ビジネスを展開していた。SeatGeekは、そういった企業が管理する再販市場の情報を統合・分析し、消費者が最もお買い得なチケットを見つけられるシステムを提供した。

それ以来、SeatGeekは、ダラス・カウボーイズ、ニューオーリンズ・セインツ、ニューオーリンズ・ペリカンズといったチームと契約を結び、各チームのチケット販売を管理するようになった。

2016年には、MLSと契約を結び、同リーグのチケット再販システムを管理している。また、シカゴ・ファイアの本拠地のネーミングライツも保有している。

海外市場にも積極的に進出している。たとえば、昨年契約を結んだマンチェスターシティを初め、プレミアリーグの7クラブのチケットビジネスに関わっている。

さらに、イギリス、イスラエル、オランダ、イタリアといった国々に支社を開き、ヨーロッパでのビジネス拡大に力を入れている。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/09/16/Technology/SeatGeek.aspx