NFL「モバイルゲーム開発大会」開催

NFLはSkillz社と共同で、モバイルゲーム開発者向けのイベントを開催する(開催時期は2021年4月以降)。

NFLのモバイルゲームと言えばEA Sportsが制作するMaddenシリーズのモバイル版がすでにあるが、既存のゲームと一線を画した新しいモバイルゲームのアイデアを募る。

参加者は実際にモバイルゲームを制作・提出し、優勝者にはNFLの名前やロゴを使用する権利が与えられる。

アメリカでは、昨年のロックダウン時に29億人がモバイルゲームをプレーした。また、2020年に消費者がモバイルゲームに費やした金額は総額81億ドルに達した。

このように急成長するモバイルゲーム産業における存在感を強め、新たな収入源を獲得することがNFLの狙いである。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nfl-skillz-partnership-new-mobile-game-development-esports

NFL、医療従事者をスーパーボウルに無料招待

今年のスーパーボウルは、2月7日にフロリダ州タンパで開催される。

このイベントに7500人の医療従事者(ワクチン接種済み)が無料で招待されることになった。

招待されるのはタンパ周辺の病院に勤める人々が中心になるが、NFLの全32チームがそれぞれの地元病院から招待することができる。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏は「医療従事者の方々は、自らの命を危険に晒しながら治療にあたっています。感謝の念に堪えません」とコメントした。

なお会場となるレイモンド・ジェームス・スタジアムは6万5890人収容で、今回のスーパーボウルは2万2千人の来場が認められている。

7500人の招待者分を差し引いた1万45000枚のチケットが一般に販売される。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/super-bowl-attendance-22000-fans-raymond-james-stadium-nfl

「バイデン大統領」は米スポーツ界にどのような影響を及ぼすか①

Photo Source: BBC.com

報道によれば、アメリカ大統領選挙は、バイデン氏の当選が確実となった。この結果はスポーツ界にどのような影響を及ぼすのだろうか。

一部関係者によれば、バイデン大統領誕生までに、プロチームの売却が頻発する可能性があるという。それはなぜか。

民主党に所属するバイデン氏は、富裕層への課税強化を推進すると見られる。

たとえば、資本利得(Capital Gain)に対する税率を最大20%から39.6%まで引き上げることを提案している。

資本利得というのは、購入した資産(株式や不動産など)の価値が上昇することによって生まれる利益である。単純化すれば、資産の購入価格と売却価格の差が資本利益となる。

そしてこの資産にはスポーツチームも含まれる。しかも、スポーツチームはかなり優秀な資産である。

Forbesの査定によれば、プロチームの年平均成長率(CAGR)は、NBAが約19%、MLBが約14.2%、NFLが約11.6%だという。これだけ成長率の高い資産はなかなかない。

つまり、長年所有していたチームを売却するときには、大きな資本利得が生まれるということである。

しかし問題はそれにかかる税金である。これが20%か39.6%によって、何百、何千億円という差が生まれかねない。

「そうなる前にチームを売却しよう」。そう考えるオーナーも少なくないのではないか。これが、「プロチーム売却が頻発する」と予想する根拠である。

(次回は具体的な事例を見ていきます)

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/11/09/Law-and-Politics/Election-teams.aspx

Amazon、Thursday Night Footballに新機能を追加

Amazonは、2017年にNFLの「Thursday Night Football」の放映権を獲得して以来、Amazon PrimeやTwitchといったプラットフォームで試合中継をしてきた。

世界200か国以上で視聴可能で、英語だけでなくスペイン語やポルトガル語での中継も行っている。

今シーズン最初の「Thursday Night Football」は10月8日だが、ここから新たな機能が追加されることが明らかになった。

たとえば、ユーザーが自分の見たいシーンを選んで、試合中にリプレーを見ることができるようになる。

「今のプレーもう一回見たいな。リプレーやってくれないかな」という思いをすることもなくなるだろう。

その他にも、試合の実況・解説をすべて女性キャスターが行うオプションや、試合を見ながらドラフト情報を聞くことができるオプションも導入される。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/amazon-interactive-2020-nfl-replays-prime-video-twitch-streaming

NFLの「座席スポンサーシップ」、不評

Getty Images

今年6月、NFLはコロナウイルス感染予防のためにスタジアムの前列6~8列を空席にすること、そして空席となった座席をスポンサーシップに活用することを許可した

各チームは9月のシーズン開幕に間に合わせるため、急ピッチでスポンサー営業を行った。関係者によれば、100万ドル(約1億円)以上を要求するチームもあったが、ほとんどは10~50万ドル(約1050万~5250万円)ほどで販売されたという。

このスポンサーシップは各チームに新たな収入源をもたらしたが、シーズン開幕後に寄せられたのは、スポンサーからのネガティブな反応であった。

その理由はいたってシンプルで「ロゴが見えない」というもの。

たとえば、Source Communications会長のラリー・ロステイン氏は「非常にがっかりしました」と言う。「何も見えないんです。試合後にはすぐチームに連絡して『話がある』と伝えました」

しかし、実際のところ、NFLにも各チームにも試合中継の方法(カメラアングルなど)を変更する権限はない。それは放送局が決定することである。

そして放送局の最優先事項は、チームのスポンサーを満足させることではなく、質の高いエンターテインメントを提供することである。

空席だらけのスタジアムを映すことは試合中継の質を下げかねない。結果として、なるべくフィールドだけを映すようなアングルが使われるのである。

放送局の協力が得られない場合、各チームは他の解決策を見つけ出さなくてはならない。

たとえば、ユニークなキャッチコピーや拡張現実(Augmented Reality)の要素を取り入れることで注目を引くことが考えられる。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/09/21/Marketing-and-Sponsorship/NFL-tarps.aspx

Google、SoFiスタジアムのスポンサーに

Source: SoFi Stadium

先週金曜日、Googleは、今年オープンしたばかりのSoFiスタジアムと同スタジアムを使用するNFLの2チーム(ロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズ)とそれぞれスポンサー契約を結んだことを発表した。

今後、SoFiスタジアムで行われる取引や消費経験に関するデータを収集・管理するためにGoogleが持つ様々な技術が活用される。

たとえば「パーソナル・コンシェルジュ」というアプリは、消費者がSoFiスタジアムで開催されるイベントを検索し、チケットを購入し、来場時に飲食を注文するために活用される。そして、そういったアプリ上の行動が全て顧客情報として回収される。

また、Googleが所有するYouTubeはラムズ、チャージャーズ、SoFiスタジアムの「オフィシャル・ビデオ・ストリーミング・スポンサー」となった。今後ラムズおよびチャージャーズの試合やその他SoFiスタジアムで開催されるイベントがストリーミングされる際にはYouTubeが活用される。

その他にも、映像技術やネット環境を整えることで、来場者が試合のリプレイや様々なカメラアングルからの映像などを携帯電話で楽しめるようにすることなどが発表された。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/google-youtube-la-rams-chargers-sofi-stadium-nfl-sponsorship

チーフス、アローヘッド・スタジアムをキャッシュレス化

Photo by David Eulitt/Getty Images

昨シーズンのNFLチャンピオン、カンザスシティ・チーフスが本拠地のアローヘッド・スタジアムをキャッシュレス化することがわかった。

チーフスは、NFLとも業務提携を結んでいるTappit社のモバイル支払い技術を導入し、スタジアム内のコンセッションやグッズの購買をすべてスマートフォンでできるようにする。

キャッシュレス化には、混雑解消や顧客データの獲得といったメリットがある。さらに、顧客とスタッフとの接触を減らすことで、コロナウイルスの感染リスクを減らす効果も期待される。

チーフス副社長のタイラー・エップ氏は「新シーズンに向けた準備をする上で、私たちは選手、スタッフ、そしてファンの健康と安全を保障します。Tappit社のシステムを用いたキャッシュレス化によって、我々は人と人との接触を最小限に抑え、ファンを安全にアローヘッド・スタジアムに迎えることができます」と語る。

Tappit社はNFLおよびチーフスの他に、プレミアリーグのマンチェスターシティやフォーミュラワンとも業務提携を結んでいる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/kansas-city-chiefs-arrowhead-stadium-cashless-payments-tappit

Dr. Turickインタビュー③浸透するRacial Taskingという観点

Q. Racial Taskingはそれまでの人種差別と比べると非常に微妙なものだと思うのですが、研究者だけでなく、選手や一般の人も問題視しているのでしょうか。

A. ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン選手は「デュアル・スレット・クォーターバック(Dual-threat quarterback)」と呼ばれることを嫌います。

「デュアル・スレット・クォーターバック」はパスもランも得意なクォーターバックを指す褒め言葉なのですが、彼にとっては自分のパス能力を十分に評価されていないと感じるようなのです。

ワトソン選手だけでなく、黒人クォーターバックは、「自分のパス能力が正当な評価を受けていない」と感じ始めています。

一般の人たちも、この問題を認識し始めています。

たとえば、昨年NFLでMVPを獲ったラマー・ジャクソン選手は、カレッジフットボールでとてつもない成績を収めたのですが、ドラフトでは31チームが1巡目での獲得を見送りました。

「彼はいい選手だけど、NFLのクォーターバックとして活躍できるのか?」、「十分なパス能力があるのか?」ということを疑問に思うチームが多かったわけですね。それと言うのも、彼は大学時代にパスではなくランを選択する機会が多かったからなんです。

これを見た人々は「なんでこんないい選手がずっとドラフトで選ばれなかったのか」と不思議に思い、この問題に気付いたわけです。

Racial Taskingという言葉を知らなくても、この観点は浸透し始めているように感じます。

NFL、Pluto TVとの契約延長

NFLは動画サイトを運営するPluto TVと複数年契約を結んだ。両者は昨年8月に業務提携を締結しており、今回それを延長した形だ。

Pluto TVはYouTubeやRokuのように、広告によって支えられた動画サービスで、消費者は無料でコンテンツを視聴できる。

昨年NFLと業務提携を結んで以来、Pluto TVはNFL Channelを創設し、過去の名勝負やハイライト映像、記者会見、ドキュメンタリーといった様々な動画コンテンツを提供してきた。

特に2019年はNFLの100シーズン目ということもあり、NFL’s 100 Greatest、NFL 100 All-Time Team、そしてNFL 100 Generationsといった多くの新作シリーズを発表した。

今年はコロナウイルスの影響でプレシーズンマッチやオールスターゲームが中止になるなどNFLの試合数は減少するが、Pluto TVにはそれを補うコンテンツを提供する役割が期待される。

NFL副社長のジェシー・ウォレス氏は「Pluto TVとの関係を継続することができ大変うれしく思います」と話す。「NFLファンは過去の伝説的な試合などを一年中いつでも楽しむことができます。そしてPluto TVの視聴者が、応援するチーム・選手のコンテンツをもっともっと見られると思うととても誇らしく思います」。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nfl-channel-pluto-tv-2020-viacomcbs-streaming-rights-deal

FedEx、ワシントン・レッドスキンズにチーム名変更要求

先週、大手物流企業のFedExは、ワシントン・レッドスキンズにチーム名の変更を求めた。

このチーム名は「ネイティブアメリカンに対して差別的である」として、10年以上に渡って論争を巻き起こしてきたが、昨今の人種差別に対する抗議運動をきっかけにして、批判の声がさらに強くなっている。

そういった批判の声は、プレッシャーとなって企業に押し寄せる。

FedExのもとには、87の株主・投資会社から「レッドスキンズがチーム名を変更しなければ、同チームとの関係は解消すべき」という趣旨の書面が届いたという。

FedExは、レッドスキンズと2億500万ドル(約220億円)のネーミングライツ契約を結んでおり、また、フェデリック・スミス会長がレッドスキンズの所有権を保有するなど、同チームにとって極めて重要なスポンサーであり、今回のチーム名変更要求には大きな意味がある。

また、もう一つの重要なスポンサーであるNikeは、すでにオンラインストアからレッドスキンズのアパレルを全て削除しており、検索欄で「レッドスキンズ」と打ち込んでも何も出てこないようになっている。

これらを踏まえて、レッドスキンズは先週3日に声明文を発表。「チーム名を慎重に再検討する」としている。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/washington-redskins-name-change-fedex-nfl-nike-pepsi-dan-snyder