
2021年6月、NBAは「NBA Launchpad」という企業支援プログラムを発足した。このプログラムでは、主に以下の4分野に役立つ技術開発をサポートすることを目的としている。
・ユースバスケットボールにおける健康とウェルネスの向上
・ユースプレーヤーのパフォーマンス向上
・足首の怪我予防と回復
・審判のトレーニングと育成の推進
NBA Launchpad発足の発表以来、NBAには実に25カ国から応募があったという。
昨今、北米スポーツ界ではスポーツリーグ・チームによる企業支援が盛んに行われているが、今回のケースはそれが世界的な規模になっていることを示している。
そして2022年1月、NBAは以下の5社を選定した。
・BetterGuards(ベルリン):怪我を防ぐための足首の保護システムを開発
・Breathwrk(カリフォルニア):アスリートの覚醒、集中、睡眠を助けるための呼吸法のガイド付きアプリを作成
・Nextiles(ブルックリン):人間の動きを追跡するセンサー織布を使用したスマートウェアを開発
・Uplift Labs(カリフォルニア):健康やパフォーマンスを高めるために動きを分析するAIソフトウェアを開発
・Rezzil(マンチェスター):認知トレーニング、リハビリテーション、試合後の分析などのためのVRプログラムを作成
今後6カ月間、上記の5社はNBAとともに研究プロジェクトに取り組み、様々なサポートを受けることになる。
参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nba-launchpad-tech-startups-rezzil-betterguards-breathwrk-nextiles-uplift-labs/
https://www.sportspromedia.com/news/nba-launchpad-emerging-technology-basketball-incubator-programme/
https://www.sporttechie.com/nba-launchpad-chooses-five-companies-to-help-target-ankle-injuries-youth-development-ref-training-and-wellness