レイカーズ、Bibigoとユニフォームスポンサー契約

Photo Source: Los Angeles Lakers

ロサンゼルス・レイカーズは、韓国の食品会社であるBibigoと、ユニフォームスポンサー契約を結んだことを明らかにした。

NBAのユニフォームスポンサーのうち、Bibigoは唯一の食品会社、そして唯一の韓国企業となる。

ロサンゼルスタイムズ紙によると、契約は5年総額1億ドル(年間2000万ドル)以上になると見られる。

ちなみに、昨年までレイカーズがWish社と結んでいたユニフォームスポンサー契約は年間1200~1400万ドルと言われているので、レイカーズは年間600万ドル以上の収入増が見込める計算になる。

Bibigoは、ユニフォームスポンサーに加えて、レイカーズの公式グローバルスポンサーにも指名された。

今回の契約に基づき、レイカーズは、アリーナ内やウェブサイト上でBibigoの宣伝を行う。また、Bibigoとレイカーズと共同で独自のコンテンツ制作やファンサービスの拡充を図る。

今回の契約についてレイカーズの担当者は以下のようにコメントしている。

「彼らは世界的なブランドであり、韓国の食と文化を先導しています」

「食品を介して世界中のファンとのつながりを作ろうとしている企業と提携できるのは、非常に良いことだと思いますし、Bibigoと素晴らしい関係を築くことを楽しみにしています」

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/la-lakers-bibigo-jersey-patch-sponsor-global-marketing-rights/

NBAファイナル、低調なテレビ視聴率

Photo Credit: Mark J. Rebilas/Associated Press

今シーズンのNBAは、ミルウォーキー・バックスがフェニックス・サンズを下し、1971年以来2度目のNBAチャンピオンに輝いた。

7月20日に行われた第6戦はABCが中継を担当し、その平均視聴者数は1252万人であった。

これはコロナ禍の影響を受けた昨シーズンに比べると51%増であったが、1998年以降に行われたNBAファイナル最終戦のなかでは下から4番目の数字であった。

今年はNBAファイナルを通してテレビ視聴率は低調であった。

全6戦の平均視聴者数は998万人。これはコロナ禍以前で直近の2019年と比較すると35%減である。

背景には、コードカッティングやスポーツ中継方法の多様化などもあるが、一部ではNBAの選手や関係者が示す政治的な言動に辟易し観戦を止めた層が一定数いたと指摘する声もある。

この点はさらなる検証が必要だが、もし真実であれば、NBAだけでなく社会問題への関与を強める北米スポーツリーグにとって考えさせられる事例となるだろう。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nba-finals-game-six-tv-ratings-bucks-suns-2021-abc
https://foxsportsradio.iheart.com/content/2021-07-10-the-real-reason-why-nba-finals-ratings-are-tanking/

トレイルブレイザーズ、仮想通貨企業とユニフォームスポンサー契約

Photo Source: StormX

今月1日、ポートランド・トレイルブレイザーズは、StormX社とのユニフォームスポンサー契約を発表した。

シアトルに拠点を置くStormXは、仮想通貨関連のビジネスを展開している。

たとえば、同社が提供するアプリでは、与えられた作業をこなしたり、特定の店舗で買い物をしたりすることで仮想通貨を稼ぐことができる。

StormXがスポーツチームとスポンサー契約を結ぶのはこれが初めて、そして仮想通貨企業がNBAチームのユニフォームスポンサーになるのもこれが初めてだ。

今回の契約の背景には、北米スポーツ界におけるデジタル資産(NFT)への関心の高まりがある。

たとえば、NBAは昨年10月「Top Shot」というNFT事業を立ち上げ、NBA選手の画像やハイライト映像といったNFTを販売している。

Photo Source: fantoken.news

また、今年4月には、ゴールデンステート・ウォーリアーズが独自のNFTを発売しており、当のトレイルブレイザーズも、今月中旬に同様の事業を開始する予定だ。

StormXはNFTの基盤であるブロックチェーン技術を専門としており、トレイルブレイザーズはStormXとの関係を築いていくなかで、NFT事業の発展や新たなビジネス機会の創造を期待していると考えられる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/portland-trail-blazers-sign-up-stormx-for-nbas-first-crypto-jersey-patch-sp

ピストンズ、UWMとユニフォームスポンサー契約

Photo source: NBA.com
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デトロイト・ピストンズは、証券会社のUnited Wholesale Mortgage(UWM)と複数年のユニフォームスポンサー契約を結んだ。

ピストンズのユニフォームには現在、Flagstar Bankのロゴがついているが、来シーズンからはUWMのロゴがつくことになる。

契約金は明らかになっていないが、NBAのユニフォームスポンサーは通常3年700~2000万ドル(約7.7~22億円)が相場になっている。

ユニフォームにロゴをつけることに加え、UWMは以下のベネフィットを得る。

・日曜日に開催されるピストンズのホームゲーム「Home on Sundays」の冠スポンサーとなる。
・ピストンズの選手・コーチによる病院訪問や入院患者の家族を試合に招待する「Hoops for Troops」という活動の後援者になる。
・テレビ、ラジオ、ウェブサイト、アリーナ内の電光掲示板を活用した企業広告

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/detroit-pistons-jersey-patch-sponsor-united-wholesale-mortgage
https://www.nba.com/pistons/news/detroit-pistons-and-united-wholesale-mortgage-announce-jersey-partnership

レイカーズ、ステイプルズ・センターとのリース契約を20年延長

Kirby Lee-USA TODAY Sports

ロサンゼルス・レイカーズは、本拠地であるステイプルズ・センターとのリース契約を2041年まで延長したことを発表した。

レイカーズは1999年に25年間のリース契約を結んでおり、その契約の満了が3年後に迫っていた。

今回の契約延長によって、レイカーズが本拠地を変更すること、より具体的に言えば、新アリーナを建てる可能性はひとまずなくなった。

代わりに、レイカーズとAEG(ステイプルズ・センターの所有者)は同アリーナの大規模な改修を計画しているという。

レイカーズのオーナー、ジーニー・バス氏は「ステイプルズ・センターは、バスケットボールをプレーする・観戦するには世界最高のアレーナの一つです。新たに20年間、ここを本拠地にできることをとても嬉しく思います」とコメント。

AEGの会長、ダン・ベッカーマン氏は「レイカーズとの素晴らしいパートナーシップを20年間続けられることを楽しみにしています。我々が行う投資によって、ステイプルズ・センターは、スポーツ・エンターテイメントの中心地であり続けるでしょう」と語った。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/los-angeles-lakers-staples-center-lease-extension-2041-aeg-nba

BAL、複数のメディアパートナーを発表

今月16日、Basketball Africa League(BAL)の記念すべき初シーズンが開幕した。

BALは、世界215カ国(15言語)を対象に試合を中継する計画で、シーズン開幕直前にそれを可能にするメディアパートナーを発表した。

まずCanal+とESPNが、サハラ砂漠以南に位置するフランス語圏および英語圏の国々での試合中継を担当する。

続いて、カタールの放送局BeIN Sportsは、中東および北アフリカを対象に、アラビア語での試合中継を行う。

アフリカの外に目を向けると、アメリカではESPN+が全試合をネット中継し、開幕戦および最終戦はESPNewsでも放送される。

カナダではThe Sports Network、中国ではTencent Video上で試合観戦が可能だ。

その他複数のアジア、カリブ海、ヨーロッパ、ラテンアメリカの国々においては、ESPNが試合を中継する。

最後に、NBAが管理するプラットフォーム(NBA TV、NBA App、NBA.com等)でも複数の試合が中継されるという。

以前の投稿でも解説した通り、BALの設立にはNBAが大きく貢献しており、今回の大手メディアとの放映権契約の裏にもNBAの影響があると考えられる。

メディアパートナー発表に際して、BALのアマドウ・ガロ・フォール会長は「この歴史的な初シーズンを放映するために、世界最高峰のパートナーの方々からご協力を頂けることを嬉しく思います」とコメントした。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/basketball-africa-league-broadcast-partners-canal-espn-bein-nba-tv-tencent

新疆綿問題③難しい立場に置かれる海外リーグ

海外ブランドの不買運動を展開する中国人消費者。彼ら彼女らの愛国心をくすぐるように、中国ブランドは新疆綿を使用していく方針を改めて打ち出している。

そんななか、中国と繋がりの強い海外アスリートやスポーツリーグ・チームは難しい立場に立たされる。

たとえば、NBAは社会問題への発言に積極的な組織として知られているが、新疆綿問題に関しては今のところ静観を貫いている。

NBAと中国と言えば、2年前に当時ヒューストン・ロケッツのGMが香港のデモを支持するようなコメントをしたことで、中国消費者やメディアから大きな反発を受けた。

中国バスケットボール協会とロケッツの協力関係が一時停止されたり、NBAの試合中継が中止されたり、この騒動がNBAと中国の関係に傷をつけたことは明らかであった。

中国はNBAにとって最も重要な海外マーケットである。NBA Chinaは中国で独自にスポンサーシップや放映権を販売し、約50億ドル(約5500億円)の売上を上げている。

これ以上中国との関係が悪化し、中国でのビジネスに悪影響が及べば、NBA全体にとっても大打撃となる。NBAとしては下手に発言することができないのだ。

しかし新疆綿問題に関する報道や議論が大きくなれば、静観を貫くのも難しくなる。今後NBAはどのような行動を見せるのか。注目である。

参考文献:
https://www.nytimes.com/2021/04/09/business/china-nba-anta-xinjiang.html

ESPNの“副中継”戦略

NBA.com

5月3日に開催されるゴールデンステート・ウォーリアーズ対ニューオーリンズ・ペリカンズの一戦、ESPNはMarvelと共同で「スーパーヒーロー」をテーマにした番組制作を行う。

メインチャンネルでは通常の試合中継をしつつ、サブチャンネルであるESPN2とESPN DeportesおよびストリーミングチャンネルであるESPNプラスではこの「スーパーヒーロー中継」を放送する。

拡張現実などの技術を駆使したこの中継では、Marvelの人気キャラクター(アイアンマンやブラックパンサーなど)が試合会場に映される。

「地球を脅かす敵を辛うじて倒したアベンジャーズが、次の戦いに備えてエリートアスリートを引き抜きに来た」という設定で、試合中継では実際のスコアだけではなく、「Marvelヒーロー・ポイント」が表示される。

Marvelヒーロー・ポイントは、各選手のパフォーマンスによって加算されるポイントで、試合終了時に最も多くのMarvelヒーロー・ポイントを獲得した選手には「Marvelチャンピオン」の称号が与えられる。

また、試合の解説には、ESPNのレギュラー解説陣に加えて、Marvelの専門家が参加する。

このような副音声ならぬ「副中継」をESPNは積極的に行っており、今回の中継が成功を収めれば、今後様々な設定の副中継が行われるかもしれない。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/espn-marvel-nba-superhero-telecast-warriors-pelicans-zion-steph-curry

Basketball Africa League③初シーズン開幕へ

コロナ禍の影響で開幕が延期されていたBasketball Africa League(BAL)の初シーズンは、来月16日に開幕する。

当初はアフリカ各地で試合を開催する予定であったが、すべての試合をルワンダのキガリ・アリーナで行う形式に変更された。

まずは、12チームが3つのグループに分かれ、総当たりのリーグ戦を行う。

次に、リーグ戦の成績に基づいて選ばれた上位8チームがトーナメント形式のプレーオフに進出。

決勝は5月30日に行われる。

BALのアマドウ・ガロ・フォール会長は「アフリカ全土から集まったエリート選手が、自らの才能を披露し、あらゆる世代のファンを勇気づけ、アフリカの経済発展に貢献し、そしてアフリカのスポーツ文化に光を灯す。そのような機会を与えるのがBALです」とコメントした。

参考文献:
https://www.espn.com/nba/story/_/id/31158325/nba-basketball-africa-league-do-debut-16-rwanda

【補足資料】
BAL参加チームリスト

  1. Groupement Sportif des Pétroliers(アルジェリア)
  2. Clube Atlético Petroleos de Luanda(アンゴラ)
  3. Forces Armées et Police Basketball(カメルーン)
  4. Zamalek(エジプト)
  5. Gendarmerie Nationale Basketball Club(マダガスカル)
  6. Association Sportive de la Police Nationale(マリ)
  7. Association Sportive de Salé(モロッコ)
  8. Ferroviàrio de Maputo(モザンビーク)
  9. Rivers Hoopers BC(ナイジェリア)
  10. Patriots BC(ルワンダ)
  11. Association Sportive des Douanes(セネガル)
  12. Union Sportive Monastirienne(チュニジア)

Basketball Africa League②NBA、FIBA、大手スポンサー

Photo Source: afroballers.com

2019年2月16日、NBAはFIBAと共同でBasketball Africa League(BAL)を立ち上げることを発表した。

発表に際してNBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「このアイデアに関しては、ここ数ヶ月議論を重ねてきました。NBA各チームのオーナーからも素晴らしい反応をもらいましたし、アフリカにおける業務提携に興味を示すスポンサーもいました」とコメントした。

実際、BALはこのあとNike、Jordan Brand、Pepsiといった大手企業とのスポンサー契約に成功する。

これらの大企業と契約を結べたことは、BALにとって、財務的にもブランディング的にも大きな意味がある。

試合のクオリティやリーグの運営能力などが不透明なBALが、初シーズンを前にこれだけの契約を結ぶことができたのは、NBAとFIBAの後ろ盾があってこそである。

2019年10月、BALは参加チーム選考のための予選会を開催。31か国を代表する31チームから12チームが選ばれた。

参考文献:
https://www.nba.com/news/nba-fiba-announce-pro-league-africa