パドレス、Motorola社とユニフォームスポンサー契約締結

San Diego Padres

サンディエゴ・パドレスは、家電・通信企業のMotorola社とユニフォームスポンサー契約を締結した。

MLBは2023年にユニフォームスポンサーシップが解禁されることが最近明らかになったが、実際の契約が発表されるのはこれが初めてとなる。

この契約に基づき、来シーズンからMotorola社のロゴがパドレスのユニフォーム袖に掲出されることになる。

加えて、Motorola社のロゴは、本拠地ペトコパーク内のさまざまな場所にも掲出される。

さらに、同社はパドレスの記念品を展示する「Padres Hall of Fame」の冠スポンサーとして、施設内に双方向性の高い展示を提供する。

報道によれば、契約は年間1000万ドル(約12.8億円)の複数年契約だという。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/san-diego-padres-motorola-jersey-patch-sponsorship-mlb/

MLB、ユニフォーム(およびヘルメット)スポンサーシップを導入へ

Justin Setterfield/Getty Images

MLBが2022年のポストシーズンからヘルメットスポンサーシップを、2023年からユニフォームスポンサーシップを解禁する予定を発表した。

MLBでは、2019年にすでにユニフォームスポンサーシップの導入が噂されていた

今回の発表では、導入の時期以外にも以下のような詳細が明らかにされた。

・ユニフォームに付けられるスポンサーロゴは4×4インチ(約10×10センチ)以内。場所は右もしくは左袖。
・使用できるスポンサーロゴは1種類のみ。
・契約は1年以上。
・球場で販売されるユニフォームにもスポンサーロゴが付けられる(レプリカユニフォームは対象外)。
・ユニフォームスポンサーは各チームが自由に企業の選定と契約交渉を行えるが、ヘルメットスポンサーはリーグレベルでの契約になる。
・アルコール、ギャンブル、メディア関連企業は対象外。

大きな成功を収めたNBAのユニフォームスポンサーシップは、契約金の平均が年間700~1000万ドルと言われているが、MLBのユニフォームスポンサー契約はそれよりもさらに大きくなると予想されている。

その理由としては、MLBの試合数がNBAのほぼ2倍であること、試合中にロゴが映される場面が多いこと、ロゴのサイズが大きいこと(NBAは2.5×2.5インチ)などが挙げられる。

参考文献:
https://www.forbes.com/sites/maurybrown/2022/04/01/mlb-releases-final-details-of-sponsor-patches-helmet-decals-possible-for-2022-postseason/?sh=2e9925cd6ead

ジャイアンツ、座席からの飲食注文サービスを開始

Getty Images

今日4月7日(日本時間8日)、MLBの2022年シーズンが開幕した。

今シーズンから、サンフランシスコ・ジャイアンツは、観客が座席から飲食を注文できる新サービスを開始する。

この新サービスはOracleのシステムを活用したもので、観客は座席から携帯アプリで注文を済ませ、準備ができたものを取りに行くことができる。

これによって、コンセッションでの待ち時間がなくなり、より試合を楽しむことができる。

ジャイアンツは、ガーリックフライ、カニサンド、地ビール、ベジタリアン・ビーガン向けのメニューなど、飲食に力を入れている球団として知られている。

新サービス導入により、これまで以上に飲食の満足度が高まり、注文量が増加し、収入増加に繋がる。これが新サービスの狙いである。

さらに、注文データをリアルタイムで分析することで、注文の傾向を把握し、その後の対応(どれくらいの商品を追加準備するべきかなど)を効率化できる。これは廃棄物の減少にも寄与するだろう。

ジャイアンツとOracleは15年以上に渡って協力関係を築いており、その分野はトレーニング、試合分析、スカウティング、災害復旧システムなど多岐に渡っている。2019年にはOracleがジャイアンツの球場命名権も獲得している。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/oracle-park-mobile-ordering-tech/

アスレチックス、ラスベガス移転に現実味

AP Photo/Jeff Chiu

オークランド・アスレチックスが、新球場の候補地としてラスベガスにある5つの土地にオファーを出したことをデイブ・カバル球団社長が認めた。

アスレチックスは、1968年以来オークランド・コロシアムでプレーしているが、球場の老朽化やアクセスの悪さなどを理由に新球場移転の意思を示してきた。

当初はオークランド市内の新球場建設を目指していたが、市からの協力が得られず、現在他都市への移転も検討している。

カバル氏は候補となる5つの土地について、「ラスベガス・レイダーズと同じようなスタジアムづくりがいいかと思います。リゾート地にいつつ、地元の方々にも訪れやすいという形ですね」とコメントした。

ラスベガスへの移転が実現すれば、2020年に同じくオークランドから移転したレイダーズに続く形になる。

ちなみに、レイダーズとアスレチックスは、1995年から2019年の間、共にオークランド・コロシアムを本拠地として使用していた。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/oakland-athletics-new-ballpark-stadium-las-vegas-mlb-dave-kaval/

Apple、MLBの放映権獲得:スポーツ中継に本格参入か

Apple

Appleは、アメリカとカナダを含む9つの地域におけるMLBの放映権を獲得したことを発表した。

この契約に基づき、2022年シーズンから「Friday Night Baseball」(週に一度行われる金曜夜のダブルヘッダー)は、Apple TV+で独占的に放映されることになる(なお、番組制作はMLBが担当する)。

アメリカ国内におけるネット中継権は元々DAZNが保有していたが、同社はコロナ禍における支出削減のために2020年にこれを手放していた。

AppleにとってMLBとの契約はApple TV+のユーザーを拡大するための施策であり、これを足掛かりに、今後さらなるスポーツ放映権獲得に動く可能性がある。

実際、一部報道によれば、AppleはNFLの放映権にも興味を示しているという。

昨今、テクノロジー企業(Amazonなど)や放送局(ESPNなど)が自前のストリーミングサービスを普及させるために人気コンテンツの放映権を獲得する動きがよく見られる。

この競争のなかで今後Appleがどのような役割を果たしていくのか、注目である。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/apple-tv-mlb-rights-streaming-big-inning/
https://www.apple.com/newsroom/2022/03/apple-and-major-league-baseball-to-offer-friday-night-baseball/

スポーツ界に広がるメタバース活用①ブレーブスの事例

Atlanta Braves

アトランタ・ブレーブスは、MLBチームとして初めて、メタバースに参入した。

メタバースとはインターネット上に構築された仮想空間で、ユーザーは自分のアバターを通じてその仮想空間内での活動に参加したりサービスを受けたりすることができる。

インターネット上の仮想空間というコンセプト自体は数十年前からあるが、昨今メタバースをビジネスに活用しようとする動きが広がっており注目を集めている。

たとえば、ある商品やサービスに興味を持った人が、実社会ではなかなか話を聞きに行きづらくても、メタバース内であればゲーム感覚で気軽に話を聞きに行ける。

企業側からすれば、消費者と密なコミュニケーションを持つことができ、従来の広告手段よりも多くの情報を提供できるとともに、顧客との関係づくりもできる。

今回ブレーブスはEpic Games社の技術を活用し、本拠地トゥルーイスト・パークをデジタル空間に再現した。

ファンは、このデジタル球場に入っていき、実社会ではなかなか入っていけないクラブハウス内を探索したり、他のファンと交流したり、ゲームに参加して賞品を獲得したり、球団が提供する限定コンテンツを楽しんだりすることができる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/atlanta-braves-digital-truist-park-metaverse-mlb/

MLB、新しいストリーミングサービスを検討中

SOPA Images/LightRocket via Getty Images

先日の投稿でMLB.TVについて解説した際、今後の課題としてブラックアウト(地元チームのホームゲームをネット観戦できないこと)を挙げたが、これが近いうちに解決するかもしれない。

一部報道によると、MLBは、地元チームのホームゲームを観戦できる新しいストリーミングサービスの開始に向けて協議しており、早ければ2023年シーズンにもこのサービスが開始されるという。

ちなみに、放送される内容は地元テレビ局が放送するものと同じになる予定。新サービス導入後もMLB.TVは地域外のファンを対象にしたサービスとして存続するという。

そもそも従来MLBがブラックアウトを適用してきたのは、テレビ中継の視聴者数を減らさないためであった。

新サービスはケーブルテレビと契約していない若年層をターゲットにしているため影響は限られている、というのがMLB側の主張のようだが、これにテレビ局側が納得しなければ、今後MLBとテレビ局との放映権契約はこれまでのような巨大契約にはならないかもしれない。

そこで、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、ケーブルテレビ加入者が実際に減少した際には、新しいストリーミングサービスの収益の一部をテレビ局に提供する可能性を検討しているという。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/mlb-streaming-service-ott-cable-tv-rob-manfred/
https://nypost.com/2021/10/17/mlb-in-talks-to-launch-nationwide-streaming-service-for-home-games/

MLB.TVの視聴分数、過去最高を記録

Image Source: https://www.mlb.com/news/mlb-tv-free-game-of-the-day-indians-angels

2021年のMLBレギュラーシーズンが終了した。

MLBによれば、レギュラーシーズン中に、リーグが運営するストリーミングサービス「MLB.TV」の視聴分数の総計が105億分となり、過去最高を記録したという。

MLB.TVは2002年にサービスが開始され、これまでの総視聴分数の記録は2019年に記録された73.8億分であった。

さらに、MLB.TV史上最も視聴された上位10試合のうち9試合が2021シーズンの試合となったという。

この記録に関してMLBは、歴史的なシーズンを送った大谷翔平選手を初め、多くのスター選手が注目を集めたことが要因であると説明している。

Conviva社のデータによれば、今シーズン、SNS上で最も多くの新規フォロワーを獲得したのはロサンゼルス・エンゼルスであったという。

一方で、MLB.TVは、地域外のファンを対象にしたサービスで、地元チームの試合は視聴不可となっている(テレビ中継の視聴者数を減らさないための措置で「ブラックアウト」と呼ばれる)。

テレビからストリーミングに切り替える人が増えていくなかで、ブラックアウトに対する批判の声も上がっており、これがMLB.TVの今後の課題となるだろう。

参考文献:
https://www.mlb.com/press-release/press-release-mlb-tv-surpasses-10-billion-minutes-viewed-for-first-time-ever-and
https://www.sportspromedia.com/news/mlb-tv-streaming-records-2021-regular-season/?blocktaxonomy=news

ブレーブス、学生アスリートと業務提携

ATLANTA, GEORGIA – MARCH 26: A general view of The Battery Atlanta connected to Truist Park, home of the Atlanta Braves, on March 26, 2020 in Atlanta, Georgia. Major League Baseball has postponed the start of its season indefinitely due to the coronavirus (COVID-19) outbreak. (Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)

アトランタ・ブレーブスは、レイチェル・バウマン(ジョージア大学、体操部)とジョーダン・イェーツ(ジョージア工科大学、アメフト部)と業務提携を結んだ。

今後、両選手は、ブレーブスの試合を観戦する様子をSNSに投稿する等の広報活動を行う。

先月7日にNCAAがNIL規則を変更し、学生アスリートのエンドースメント契約が解禁されると、ブレーブスはInstagramで学生アスリートに提携を呼びかけた。

応募条件は、地元の大学に通う学生アスリートであること、ブレーブスのファンであること、そしてSNSをよく使っていること。

この投稿には2000件以上のコメントが寄せられ、約500人の応募者の中から最終的にバウマン選手とイェーツ選手が選ばれた。

MLBチームがこのような契約を学生アスリートと結ぶのはこれが初。

今月初めには、フロリダ・パンサーズ(NHL)が、マイアミ大学アメフト部のデリック・キング選手との業務提携を発表している。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/atlanta-braves-mlb-ncaa-nil-deals-rachel-baumann-jordan-yates-georgia-tech

MLBとFanatics、トレーディングカード製作に関する業務提携

MLBとMLB選手会は、過去70年に渡って選手のトレーディングカードを製作してきたTopps社との提携関係を解消し、新たにFanatics傘下の新会社と提携することになった。

以下、Sportico社の報道をまとめる。
・MLBとの契約は2025年に開始予定。
・MLB選手会は、今回の契約を20年間で20億ドル近くを生み出す可能性があると捉えている。
・Fanaticsが新設するトレーディングカード会社の株式をMLBとMLBPAに譲渡することも契約に含まれる。
・Fanaticsは、NBA、NBA選手会、NFL選手会ともトレーディングカード製作の権利を巡って交渉している。

Fanaticsは過去1年間で企業価値を3倍以上に成長させており、2021年末までに34億ドルの収入を見込んでいる。

現在Fanaticsは、トレーディングカード以外にも、スポーツ賭博やメディアといった新市場への進出を検討している。

一方Topps社は、MLSやNHLとトレーディングカードのライセンス契約を結んでいるが、MLBとの提携解消は大きな痛手となる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/mlb-fanatics-trading-cards-topps-baseball