GoogleによるFitbit買収をEUが承認

Fitbitは、身につけるだけで睡眠や心拍に関するデータを収集できるウェアラブルデバイスとして世界中に利用者を拡大している。

2019年11月、そのFitbit社をGoogleが21億ドル(当時約2290億円)で買収すると発表した。

GoogleはFitbitの技術を活用し「Made」という独自のウェアラブルを販売する計画である。

しかし、買収の発表を受けて、各国の公正取引委員会が動いた。Googleが人々の身体データを手に入れることに対して、プライバシーや独占禁止法的な観点で調査を行っている。

そして先週、EUの欧州委員会がこの買収を条件付きで承認した。

たとえば、GoogleはFitbitユーザーの位置情報や健康データを、EU経済圏内での広告活動のために活用することを禁止されている。

それでも、この承認はGoogleにとって買収に向けた大きな一歩である。

なお、アメリカの司法省やオーストラリアの競争・消費者委員会は現在も調査を続けている。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/google-fitbit-takeover-eu-ec-approval

Google、SoFiスタジアムのスポンサーに

Source: SoFi Stadium

先週金曜日、Googleは、今年オープンしたばかりのSoFiスタジアムと同スタジアムを使用するNFLの2チーム(ロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズ)とそれぞれスポンサー契約を結んだことを発表した。

今後、SoFiスタジアムで行われる取引や消費経験に関するデータを収集・管理するためにGoogleが持つ様々な技術が活用される。

たとえば「パーソナル・コンシェルジュ」というアプリは、消費者がSoFiスタジアムで開催されるイベントを検索し、チケットを購入し、来場時に飲食を注文するために活用される。そして、そういったアプリ上の行動が全て顧客情報として回収される。

また、Googleが所有するYouTubeはラムズ、チャージャーズ、SoFiスタジアムの「オフィシャル・ビデオ・ストリーミング・スポンサー」となった。今後ラムズおよびチャージャーズの試合やその他SoFiスタジアムで開催されるイベントがストリーミングされる際にはYouTubeが活用される。

その他にも、映像技術やネット環境を整えることで、来場者が試合のリプレイや様々なカメラアングルからの映像などを携帯電話で楽しめるようにすることなどが発表された。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/google-youtube-la-rams-chargers-sofi-stadium-nfl-sponsorship

Google Cloudのユニークなスポンサーシップ

Google CloudはNCAAと複数年のスポンサー契約を結んでいるが、会場で無料サンプルを配ることもなければ、有名人を広告塔として使うこともない。その代わり、Google Cloudは他のスポンサーには真似できない形でカレッジスポーツに関わっている。

現在開催されているマーチ・マッドネス(バスケットボールの全米選手権)では、NCAAが保有する過去80年間の試合データを分析することで試合の予想を試みている。

たとえば、ゴンザガ大学対ベイラー大学の試合では、22のオフェンシブ・リバウンドがあると予想した(実際には25であった)。

このスポンサーシップに関してGoogle CloudのEric Schmidt氏は「収益拡大が目的ではありません」と言う。「主な目的は認知度を上げることです。NCAAをケーススタディとして使うことで、Google Cloudというプラットフォームがどのように活用できるのかをさまざまな企業に見せることができるのです」。

Google Cloudは試合予想だけでなく、NCAAが求める様々な分析結果も提供している。

たとえば、NCAAが「どのようなプレーが試合の流れを変えるのか」という質問をすれば、Google Cloudは過去のデータに基づいて、それがダンクなのか、スチールなのか、それとも他のプレーなのか、答えを出せるという。

Google Cloudの出した分析結果は、NCAAのメディアパートナーであるTurnerとCBSにも共有され、試合中継に生かされるという。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/04/01/Marketing-and-Sponsorship/Google-NCAA.aspx