FIBA、トップレベルの大会にLEDコートを導入

FIBA

国際バスケットボール連盟(FIBA)は、LEDガラスを用いたバスケットボールコートの使用規制を緩和することを発表した。

FIBAは従来、ワールドカップのようなトップレベルの大会では、安全上の理由と競技の品位を保つために、木製の床材を使用することを義務づけてきた。

しかし、ガラス床技術の進歩により安全性が確保されたこと、そしてLEDコートの持つ大きな可能性を考慮して今回の決定に至った。

たとえば、LEDコートでは、コート上に様々なグラフィックを映し出すことができる。試合をよりドラマチックに演出することで、観客を惹きつける効果が狙える。

また、コート上に現れる目を引くグラフィックを企業広告に応用することで、これまでになかったスポンサーシップの機会を創造することもできる。

さらに、最新のLEDコートでは、コート上の選手の動きを追跡することもできる。そこで得られた情報は、さらなる演出やパフォーマンス向上に活用できるだろう。

アリーナ管理者の立場から見ても、LEDコート導入には利点がある。LEDコートは床に引いてある線がデジタルで自在に変えられるため、同じ空間を(床を張り替えずに)様々なスポーツに使用することが可能になる。これによってイベント開催の幅も広がる。

ちなみに、LEDコートはNBAではいまだ導入されていないが、日本のBリーグではすでに使用されている。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/categories/technology/fiba-glass-court-basketball-floors-asb/

Basketball Africa League③初シーズン開幕へ

コロナ禍の影響で開幕が延期されていたBasketball Africa League(BAL)の初シーズンは、来月16日に開幕する。

当初はアフリカ各地で試合を開催する予定であったが、すべての試合をルワンダのキガリ・アリーナで行う形式に変更された。

まずは、12チームが3つのグループに分かれ、総当たりのリーグ戦を行う。

次に、リーグ戦の成績に基づいて選ばれた上位8チームがトーナメント形式のプレーオフに進出。

決勝は5月30日に行われる。

BALのアマドウ・ガロ・フォール会長は「アフリカ全土から集まったエリート選手が、自らの才能を披露し、あらゆる世代のファンを勇気づけ、アフリカの経済発展に貢献し、そしてアフリカのスポーツ文化に光を灯す。そのような機会を与えるのがBALです」とコメントした。

参考文献:
https://www.espn.com/nba/story/_/id/31158325/nba-basketball-africa-league-do-debut-16-rwanda

【補足資料】
BAL参加チームリスト

  1. Groupement Sportif des Pétroliers(アルジェリア)
  2. Clube Atlético Petroleos de Luanda(アンゴラ)
  3. Forces Armées et Police Basketball(カメルーン)
  4. Zamalek(エジプト)
  5. Gendarmerie Nationale Basketball Club(マダガスカル)
  6. Association Sportive de la Police Nationale(マリ)
  7. Association Sportive de Salé(モロッコ)
  8. Ferroviàrio de Maputo(モザンビーク)
  9. Rivers Hoopers BC(ナイジェリア)
  10. Patriots BC(ルワンダ)
  11. Association Sportive des Douanes(セネガル)
  12. Union Sportive Monastirienne(チュニジア)

Basketball Africa League②NBA、FIBA、大手スポンサー

Photo Source: afroballers.com

2019年2月16日、NBAはFIBAと共同でBasketball Africa League(BAL)を立ち上げることを発表した。

発表に際してNBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「このアイデアに関しては、ここ数ヶ月議論を重ねてきました。NBA各チームのオーナーからも素晴らしい反応をもらいましたし、アフリカにおける業務提携に興味を示すスポンサーもいました」とコメントした。

実際、BALはこのあとNike、Jordan Brand、Pepsiといった大手企業とのスポンサー契約に成功する。

これらの大企業と契約を結べたことは、BALにとって、財務的にもブランディング的にも大きな意味がある。

試合のクオリティやリーグの運営能力などが不透明なBALが、初シーズンを前にこれだけの契約を結ぶことができたのは、NBAとFIBAの後ろ盾があってこそである。

2019年10月、BALは参加チーム選考のための予選会を開催。31か国を代表する31チームから12チームが選ばれた。

参考文献:
https://www.nba.com/news/nba-fiba-announce-pro-league-africa

Basketball Africa League①アフリカで強まるNBAの存在感

アフリカのプロバスケットボールリーグである「Basketball Africa League(BAL)」の記念すべき初シーズンが来月に迫っている。

当初は2020年に初シーズンを迎える予定だったが、コロナ禍の影響で先延ばしになっていた。

BALの立ち上げにはNBAとFIBAが関わっており、世界的に話題を集めている。今週リーグ立ち上げの背景を解説していく。

NBAはここ20年ほど、アフリカへの関与を強めてきた。

まず2003年、「国境なきバスケットボール(Basketball Without Borders)」という草の根活動を初めてアフリカで実施。以来10年以上連続で開催した。

2010年、南アフリカ(ヨハネスブルク)にアフリカ支社を設立。

2015、2017、2018年、現役NBA選手が世界選抜とアフリカ選抜に分かれて戦う「NBAアフリカ・ゲームス」という興行を開催。3度の興行すべてでチケットは完売した。

2017年には、セネガルにNBAアカデミーを設立。アフリカ中から有望な選手を集め、将来のスター選手の育成に励んでいる。

このように、NBAのアフリカでの取り組みは多岐に渡っている。今回のBAL立ち上げは、これまでのそれらの取り組みの集大成とも言えるだろう。

つづく。

参考文献:
http://global.nba.com/basketball-without-borders/
https://nbaacademy.nba.com/location/africa/
https://www.sportsbusinessjournal.com/Journal/Issues/2019/09/30/Leagues-and-Governing-Bodies/NBA-Africa.aspx