チーフス、ドイツでのマーケティング活動を強化

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カンザスシティ・チーフスは、ドイツでのマーケティング活動を強化するため、スポーツマーケティング会社Sportfiveと業務提携を結んだことを明らかにした。

以前の投稿で説明した通り、NFLは今年から「国際ホームマーケティングエリアプログラム」という国際ビジネスプログラムを開始した。

このプログラムは、NFLチームに特定の国が「ホーム」として割り当てられ、そこでマーケティング活動(スポンサーシップ、グッズ販売等)をする権利が与えられるというもので、チーフスにはドイツが割り当てられた。

今回のSportfiveとの提携は、同チームがドイツでマーケティング活動を本格化するための動きと捉えることができる。

Sportfiveは、ドイツ国内に3つの地域オフィスを持ち、マーケティング、メディア、ブランドコンサルティング、そしてスポンサーシップセールスの専門家が働いている。

チーフスは今後、それらのドイツオフィスおよびSportfiveのアメリカオフィスと連携を取りながらドイツでのビジネス機会を探ることになる。

ちなみに、ドイツでのマーケティング活動が認められているNFLチームはチーフスの他に3つあり(タンパベイ・バッカニアーズ、カロライナ・パンサーズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ)、バッカニアーズはすでに2022年11月にドイツで公式戦を行うことが決定している。

バッカニアーズに後れを取らないよう、チーフスがどのようなマーケティング活動を展開していくのか注目である。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/kansas-city-chiefs-sportfive-marketing-partnership-germany-nfl/

2022年に始まるNFLの新国際戦略

NFLは、今年から「国際ホームマーケティングエリアプログラム」を開始する。

この新プログラムでは、参加希望チームに特定の国でマーケティング活動をする権利が与えられる。

具体的には、イベントの開催、小売店の開設、ユースプログラムの開発、地域のスポンサーシップ契約の販売、メディア権販売などが可能になる。

今回参加が認められたのは18チーム、対象となるのはメキシコやイギリスなど8カ国である。

最も多くのチームがマーケティング活動を展開するのはメキシコ、次いでイギリスで、NFLの推定ファン数が1900万人を超えるドイツも、高い関心を集めた。

この取り組みに関してNFLのクリストファー・ハルピン氏は以下のようにコメントしている。

「NFLファンは、NFLチームのファンから始まります。この重要な取り組みにより、各NFLチームは海外のNFLファンと有意義で直接的な関係を築くことができ、世界的なファンの増加と熱狂を促進することができるのです」

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nfl-international-marketing-media-rights-mexico-uk-germany-cowboys/

NBA、アフリカ支社設立を検討

先月下旬、NBAはリーグ会議のなかで、アフリカ支社設立の可能性について議論した。

NBAは、ここ数年、オフシーズンに「Basketball Without Borders」という選手育成プログラムをアフリカ各地で開催してきた。

2017年には、選手育成プログラムをより効率的に提供するために、NBA Academy Africaも設立した。

また、2015年と2017年にはヨハネスブルグで、2018年にはプレトリアで「NBA Africa Game」というエキシビションマッチを開催。三試合ともチケットは完売した。

そして今年、NBAはFIBA(国際バスケットボール連盟)と共同で、Basketball Africa Leagueを立ち上げることを発表した。

この新リーグは2020年に12チーム体制で始動予定。すでにNikeやJordan Brandとスポンサー契約を結んでいる。

このように、近年NBAはアフリカへの関与を強めてきた。その一方で、これまでの関わり方は草の根活動が主で、収益を上げることは重視されていなかった。

もしNBAがアフリカ支社を設立することになれば、スポンサーシップ等のビジネスを独自に展開し、収益を上げることが課題となる。

たとえば、NBAは2008年に中国支社(NBA China)を設立し、中国国内のスポンサーシップ営業等を任せてきた。現在では、アリババやテンセントといった巨大企業と契約を結ぶなど、NBAにとって重要な収入源となっている。

同様の効果がアフリカで望めるかは不透明だが、NBAが目指すのは「NBA Chinaのアフリカ版」ということになりそうだ。

関係者は「まだ検討を始めたばかりだ」と強調する一方、「そうなってもおかしくない。アフリカは最も成長の見込める市場だ」とも語った。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/09/30/Leagues-and-Governing-Bodies/NBA-Africa.aspx
https://pr.nba.com/nba-africa-game-2018-events/