バックス、新たなユニフォームスポンサーを模索中

NBAがユニフォームスポンサーシップを導入してから、今年が3年目のシーズンとなる。

当初NBAは「初回の契約は最長で2020年まで」というルールを設定していたため、各チームが今シーズン終了後に更新もしくは新規の契約を結ぶことになる。

ミルウォーキー・バックスはそのうちの1チームだが、契約の更新はせず、新規契約を結ぶ方針を早々に明らかにした。

バックスの現ユニフォームスポンサーは、同じくミルウォーキーに本社を構えるハーレー・ダビッドソン。契約金は明らかになっていないが、年間200~600万ドル(2.2億~6.6億円)程度だと考えられる。

バックスは今回、新たな企業と契約を結ぶことで、前回よりもはるかに大きな契約を結ぼうとしている。

ここ数年、バックスを取り巻く環境は当時から大きく変わっている。

最も大きな変化は、ヤニス・アデトクンボの成長だ。

2019年にMVPを獲得するなど、今やリーグを代表するスター選手となったアデトクンボは、多くのメディア露出をもたらし、スポンサーシップの価値を高める。

また、彼はギリシャ人であり、アメリカ国外のファンも多い。

NBAでは、昨年から、各チームが国外でのスポンサーシップ営業を自由に展開できるようになったので、これもバックスにとっては追い風となっている。

実際、バックスが先月パリで試合を行った際には、現地でスポンサー候補の企業とミーティングを行っており、次のユニフォームスポンサーが海外企業になる可能性も十分にある。

バックスのマット・パザラス氏は「様々な企業と積極的に話し合っています」と言う。「今度の契約は、ハーレーとの契約の3~4倍の金額になると思います」。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/02/10/Marketing-and-Sponsorship/Bucks.aspx

サブスクリプション・チケット③NBAの事例

プロリーグではMLBがいち早く取り入れたサブスクリプション・チケットは、現在、他のリーグにも浸透しつつある。

NBAでは、2018-19年シーズンに、サクラメント・キングスとミルウォーキー・バックスがサブスクリプション・チケットを導入した。

キングスのサブスクリプション・チケットは、月額49ドルで、購入者はその月に開催される全ホームゲーム(最大7試合)を観戦できる。

MLBのBallpark Passでは立ち見スペースからの観戦が一般的だが、キングスのサブスクリプション・チケット利用者には座席が割り当てられる。

具体的には、コートから離れた上層階の座席で、割り当てられた座席は試合の約4時間前に通知される。

このサブスクリプション・チケットは好評を得て、「毎月2,100人」までという販売数の上限が設けられたほどだった。なお、キングスは、2019-20年シーズンも同様のチケットを販売する予定である。

バックスも、いくつかのサブスクリプション・プランを試した。キングスと同様に試合日にチームが観客の座席を割り当てる形式や、5試合分を観客が自ら座席を選ぶ形式などが試された。

バックスのJamie Morningstar氏は「サブスクリプション・チケットが有効な場所・形は必ずあります。我々はそれを見つけるために創造力を働かせているところです」と言う。

NBAはMLBよりも試合数がはるかに少ない分、サブスクリプション・チケットのデザインには異なるアイデアが必要になるが、多くのNBAチームがその可能性を肯定的に捉えている。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/06/17/In-Depth/Tickets.aspx
https://www.nba.com/kings/pass