
今月1日、ポートランド・トレイルブレイザーズは、StormX社とのユニフォームスポンサー契約を発表した。
シアトルに拠点を置くStormXは、仮想通貨関連のビジネスを展開している。
たとえば、同社が提供するアプリでは、与えられた作業をこなしたり、特定の店舗で買い物をしたりすることで仮想通貨を稼ぐことができる。
StormXがスポーツチームとスポンサー契約を結ぶのはこれが初めて、そして仮想通貨企業がNBAチームのユニフォームスポンサーになるのもこれが初めてだ。
今回の契約の背景には、北米スポーツ界におけるデジタル資産(NFT)への関心の高まりがある。
たとえば、NBAは昨年10月「Top Shot」というNFT事業を立ち上げ、NBA選手の画像やハイライト映像といったNFTを販売している。

また、今年4月には、ゴールデンステート・ウォーリアーズが独自のNFTを発売しており、当のトレイルブレイザーズも、今月中旬に同様の事業を開始する予定だ。
StormXはNFTの基盤であるブロックチェーン技術を専門としており、トレイルブレイザーズはStormXとの関係を築いていくなかで、NFT事業の発展や新たなビジネス機会の創造を期待していると考えられる。