セブンティシクサーズ、13億ドルの新アリーナを民間資金で建設へ

NBA

フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、新アリーナの建設計画を発表した。

現在の本拠地であるウェルズ・ファーゴ・センターの賃貸契約が2031年に終了するため、それまでに新アリーナを完成させる計画だ。

「76プレイス」と名付けられたこのスポーツ・エンターテインメント施設の建設費は13億ドル(約1770億円)に上る。

セブンティシクサーズは自治体からの資金援助は一切受けず、地元実業家からの投資を中心とした民間資金で建設する予定だという。

従来アメリカでは、プロスポーツチームがスタジアム・アリーナを建設する際に、地元自治体からの資金援助を受けることが一般的だった。

しかし近年、そのような税金の使い方に批判的な声も多く、民間資金のみで建設するケースも出てきている。

新アリーナの建設地は、現在の本拠地よりもフィラデルフィアの中心部に近くなるため、セブンティシクサーズは周辺コミュニティやビジネスとの繋がりを強化できると期待している。

チームによれば、新アリーナは、建設期間中に19億ドル、開場後は年間4億ドルの経済効果をもたらし、フィラデルフィアの長期的な経済成長に寄与するという。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/philadelphia-76ers-new-arena-fashion-district-wells-fargo-center-nba/

NBA、スポンサーシップによる収益拡大②

Philadelphia 76ers

NBAは2021/22シーズン、スポンサーシップ収入を前年比で10%以上増やした。この収益増に大きく貢献したのが、暗号通貨関連会社との契約である。

IEGによれば、NBAにおける新規スポンサー契約の約3分の1が暗号通貨関連会社とのもので、契約金の合計は1億3000万ドルを超えるという。

前年の契約金合計が200万ドルに満たなかったことを考えると、暗号通貨というスポンサーカテゴリーが急拡大していることがわかる。

契約金合計のカテゴリー別比較でも、昨年の43位から2位まで一気にランクアップしている。

なかでも、Crypto.com、Webull、Coinbase、FTX、そしてSociosはスポンサー契約に積極的で、NBAにおける暗号通貨カテゴリーの契約金の92%がこの5企業によって支払われている。

たとえば、Crypto.comは、2021年末にロサンゼルス・レイカーズの本拠地のネーミングライツを獲得。報道によれば、20年7億ドルの大型契約だという。

同社は、フィラデルフィア・セブンティシクサーズともユニフォームスポンサー契約を結んでおり、こちらも年間1000万ドル以上の大型契約と報じられている。

他にも、以下にまとめた通り、多くのネーミングライツおよびユニフォームスポンサー契約が暗号通貨関連会社とNBAチームとの間で結ばれている。

【ネーミングライツ】
・マイアミ・ヒートとFTX
・フェニックス・サンズとFootprint
・インディアナ・ペイサーズとGainbridge
・オクラホマシティ・サンダーとPaycom

【ユニフォームスポンサーシップ】
・ブルックリン・ネッツとWebull
・ポートランド・トレイルブレイザーズとStormX
・フェニックス・サンズとPayPal

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nba-teams-sponsorship-revenue-income-2021-22-cryptocurrency/
https://www.sportspromedia.com/news/philadelphia-76ers-crypto-jersey-patch-sponsor-nft/

NBAのユニフォームスポンサー③ 初年度は17チームが契約

NBA30チームの中で最初にユニフォームスポンサーシップの契約を結んだのは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズであった。

2016年5月、セブンティシクサーズはStubHubと3年推定1500万ドルの契約を発表。これに際してStubHub社長のScott Cutler氏は以下のように述べた。 「StubHubとセブンティシクサーズはエンターテインメント界のイノベーターとしてビジョンを共有している。この度の契約は、我々が新たな扉を開け、スポーツ界を前進させる存在であり続けることをよく表している」。

これに続いたのが、サクラメント・キングス。地元サクラメントの食品会社Blue Diamondと3年1500万ドルの契約を結んだ。同社は世界に流通するアーモンドの80%を生産している。Blue Diamondのロゴはユニフォームだけでなく本拠地のコートにもつけられる。また、同社の販売するアーモンド食品はコンセッションで販売されるという。

当初は営業が難航したユニフォームスポンサーシップであったが、最終的には17チームが契約を取り付けて2017-18年シーズンを迎えた。これらの契約の平均金額は1年930万ドル。最高額はゴールデンステート・ウォリアーズが楽天と結んだ契約で3年6000万ドル(1年2000万ドル)であった。

今回のスポンサーシップ営業では、ウォリアーズの他にも複数のチームが海外企業との契約を検討した。実際、いくつかのチームは、アメリカ国外の代理店に市場調査を依頼したという。

ミネソタ・ティンバーウルブスのChris Wright氏は、2016年に行われたシンポジウムで「ティンバーウルブスが中国企業と契約を結んでも驚かないでください」と語っていた。

参考文献:
https://www.usatoday.com/story/sports/nba/sixers/2016/05/16/philadelphia-76ers-stubhub-jersey-sponsor/84434004/
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2016/10/10/Marketing-and-Sponsorship/Kings-Blue-Diamond.aspx
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2017/10/16/In-Depth/Jersey-patches.aspx
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2016/09/26/Marketing-and-Sponsorship/NBA-jersey-patches.aspx