MLB、アジア圏での試合中継拡大

Source: Twitter

MLBは中国の大手メディアTencentとの放映権契約を2023年まで延長した。

試合中継にはTencentが運営するWeTVというストリーミングが使用される。

今回の契約では、中国に加えて、インドネシア、マレーシア、タイなどアジア6か国以上での放映権も含まれることになった。

アジア圏において、これだけ多くの国々でMLBの試合が中継されるのは初めてのことである。

Tencentは、レギュラーシーズンに加え、春季キャンプ、オールスター、プレーオフ、そして選手やインフルエンサーが出演する番組も放送するという。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/mlb-tencent-china-streaming-deal-asia-wetv-oriental-pearl-media

Amazon、ヤンキースの試合をストリーミング

Amazonは、ニューヨーク・ヤンキースの公式戦21試合をPrime Video上で中継することを決定した。

なお、この中継を視聴できるのは、ヤンキースの地方放映権を持つYES Networkのテリトリー(ニューヨーク、コネチカット、ペンシルベニア、ニュージャージー)に限られる。

Amazonは2019年にYES Networkのオーナーになり、昨年すでにヤンキース戦のストリーミングを計画していた

昨年はコロナウイルスの影響で計画を保留したが、2021年レギュラーシーズンが162試合に戻ることが決まり、計画が実行されることになった。

Amazonは、NFLのThursday Night Footballの放映権を保有しており、先週、この契約を独占契約に切り替えたばかりである(契約金:年間13.2億ドル)。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/new-york-yankees-amazon-prime-video-yes-network-live-stream-mlb-2021-season

スポーツ違法サイトの影響

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スポーツにおける違法サイトの影響に関する興味深い調査結果が明らかになった。

この調査はSynamedia社・Ampere Analysis社が実施したもので、世界10か国6000人のスポーツファンを対象にしている。

その結果によれば、違法サイトを使って無料でスポーツ観戦する人が多く、放映権を持つ正規のストリーミングサイトが総計54億ドル分の収入を取りこぼしているという。

違法サイトを利用する主な理由は、「複雑なインストールや契約が不要」、「利用が簡単」、「どこでも、どのデバイスでも視聴可能」、「価格が安い」といったものが挙げられた。

一方で、違法サイトを利用するスポーツファンの74%以上は「違法サイトが信頼できないと判断され、正規のサイトに不満がなければ、違法サイトを利用しなくなる」という考えを持っていることがわかった。

さらに、そのような考えを持っているスポーツファンの多くは、若年層および小さな子どもを持つ家族だということも明らかにされた。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/sports-piracy-cost-28-billion-rights-holders-streaming-providers-study

NHL、ESPNとテレビ放映権契約

先週水曜日、NHLとESPNは7年間のテレビ放映権契約を発表した。来シーズンから有効になる。

ESPNがNHLのテレビ放映権を保有するのは2004年以来となる

明らかになっている契約の詳細は以下の通り。
・レギュラーシーズンの25試合は、ESPNもしくはABCがテレビ中継を担当する(ちなみにABCもESPNと同様、Disneyの子会社である)。
・その他の試合(1,000試合以上)は、ESPNプラスでストリーミングされる。
・ESPNプラスでストリーミングされる試合のうち75試合は、Huluでもストリーミングされる。
・NHL.TV(NHLが運営するストリーミングプラットフォーム)は、ESPNプラスに統合される。
・プレーオフやスタンリーカップはABCがテレビ中継を担当する。
・ラテンアメリカやヨーロッパなどにおける国際放映権も契約に含まれる。

この契約に関してESPN会長のジミー・ピタロ氏は「Walt Disney社がスポーツメディア界を引っ張る存在であること、そして放映権契約の将来を決める存在であることを示している」とコメントした。

参考文献:
https://www.espn.com/nhl/story/_/id/31039351/nhl-back-espn-7-year-multiplatform-deal

Facebook、スポーツ放映権を2つ手放す

Facebookは以下の2つの放映権を手放すことを決めた。

1. ラテンアメリカにおけるUEFAチャンピオンズリーグの放映権
2. インドにおけるLa Ligaの放映権

どちらの契約も2018年に締結されたもので、当時Facebookがスポーツ中継という分野に本格参入することを示す象徴的な契約であった。

しかしそれから3年後、Facebookはどちらの契約も延長しない方針を発表した。

同社のスポーツリーグ・メディア担当者のロブ・ショー氏は以下のように説明する。

「我々はどちらのリーグとも素晴らしい関係を築いています。しかし現実を見ると、こういった旧式の放映権契約は、現在我々が推進している映像ビジネスモデルとは相容れないのです。」

またFacebookがこれまで行ってきた無料ストリーミングについて同氏は、「スポーツリーグにとっては、大きな放映権を得るというよりは消費者との関係性を築くという意味において可能性の大きなビジネスモデルだと思う」と話した。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/facebook-champions-league-la-liga-rights-live-streaming

NBA、バドワイザーとネット中継契約

先週、NBAはバドワイザーとストリーミングに関するユニークな契約を結んだ。

バドワイザーと言えば、NBAを初め数多くのスポーツリーグ・チームとスポンサー契約を結んでいるが、今回の契約はストリーミングに関する契約である。

具体的には、バドワイザーのプラットフォーム(YouTubeやSNS等)上でNBAの試合を中継することが合意された(ただしブラジル国内でのみ視聴可能)。

早速、先週のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ダラス・マーベリックスがバドワイザーのYouTubeチャンネルで中継された。

今後バドワイザーは、ポルトガル語での中継やブラジルの有名人を起用した番組作りなどを行っていく方針だという。

NBAラテンアメリカ担当者は「普通のNBA中継とは全く違った雰囲気になります。『ファンを我々のところに惹きつける』のではなく『ファンがいる場所に我々が行く』というイメージです」と言う。

今回の契約で認められるのはブラジル国内の視聴のみだが、同担当者によれば、メキシコ、アルゼンチン、チリなどでも同様の契約に興味を示す企業があると言う。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nba-budweiser-brazil-live-stream-games

NBC Sports Network、2021年末で営業終了②

前回はNBC Sports Network(NBCSN)閉鎖の背景にあるメディア界の大きな流れについて解説した。

今日は、その流れをよりよく理解する一例としてNBCSN閉鎖の詳細を見ていきたい。

NBCSNは現在NHL、NASCAR、プレミアリーグ、IndyCarといったスポーツリーグ・イベントの放映権を保持しているが、今後その一部は姉妹チャンネルのUSA Networkに移される。

USA Networkは8600万世帯で視聴されている人気チャンネルで、ニュース、ドラマ、映画、スポーツなど様々な番組を手広く放送している。

親会社のNBCUniversalとしては、NBCSNのコンテンツをUSA Networkに統合することで視聴者数をさらに増やすことを期待している。

さらに、NBCUniversalは2020年7月にPeacockというストリーミングサービスを開始しており、NBCSNのコンテンツの一部はこちらにも移される。

LHB Sportsのリー・バーク氏は「ここ20~30年、スポーツ専門チャンネルの人気拡大に伴い、スポーツコンテンツはスポーツ専門チャンネルに集中していきました。それが今ストリーミングに移行しつつあるということです」と説明する。

ストリーミングの魅力は「好きな時に、好きなものを、好きなだけ」見られることにある。契約者を増やすためには、見られるコンテンツを充実させる必要がある。

NBCSNが現在保有しているスポーツコンテンツは、その目的を果たすためにうってつけである。

参考文献:
https://www.nbcsports.com/chicago/nbc-sports-network-will-shut-down-nbc-sports-chicago-not-impacted
https://www.cnn.com/2021/01/22/media/nbc-sports-network-shut-down/index.html

FIFA、独自のストリーミングサービスを立ち上げか

FIFAが独自のストリーミングサービスを立ち上げる運びになっていることが明らかになった。イギリスメディアが報じた。

報道によれば、いきなりトップ選手の試合を中継するのではなく、まずはユースやeスポーツの大会を中継することになるという。

また、過去の名勝負をアーカイブとして残していくことも計画しているという。

この新サービスが具体的にいつ開始されるのか、会員登録が必要なのか、有料なのか、といったことはまだ明らかになっていない。

ちなみに、他のサッカー協会では、UEFAが昨年独自のストリーミングサービス「Uefa.tv」を立ち上げている。

当初Uefa.tvは、女子サッカーやユースサッカーの試合、および過去の名場面といった映像を提供していたが、その後ドイツ・サッカーリーグと業務提携を結び、現在はブンデスリーガの映像も見られるようになっている。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/fifa-ott-streaming-service-youth-tournaments-esports

Microsoft、eスポーツプラットフォームを買収

先週、MicrosoftがSmash.ggを買収したことが明らかになった。

Smash.ggは、eスポーツの大会を主催および中継する会社で、取り扱うゲームはCall of Dutyや大乱闘スマッシュブラザーズなど多岐に渡る。

近年Microsoftはeスポーツへの関わりを強めており、今回の買収はそれを加速させる意味合いがある。

今回の買収に関して、Smash.gg側は「eスポーツコミュニティをさらに勇気づけ、Smash.ggの利用者や規模を拡大する。そういった可能性を感じ、興奮しています」とコメントした。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/microsoft-buys-smashgg-esports-gaming

NBAのストリーミング登録者数、日本で600%増

楽天が運営するNBAのストリーミングサービスの登録者数が、昨年から600%増加した。今週、NBA Asiaのスコット・レヴィ氏が明らかにした。

これによって、日本はNBAのストリーミング登録者数でアメリカ・中国に次ぐ世界3位になったという。

レヴィ氏は「私たちはファンを育て、新たなフォロワーを獲得したいと考えています。楽天は日本の有名人などを起用したライブチャットやフォーラムを通してファンを惹きつけています」と話す。

同氏は、グローバルな戦略を立てつつ、それぞれの地域に合わせたアプローチをすることを心掛けていると語った。

ちなみにレヴィ氏は、今後5年以内にはインドがNBAにとって海外最大のファンベースになると予測している。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nba-rakuten-streaming-subscription-growth-japan-instagram-india-digital