アストンマーティン、TikTokと業務提携

Photo Source: Aston Martin

F1のアストンマーティン・レーシングチームは、TikTokとコンテンツ制作に関する業務提携を締結した。

この契約に基づき、アストンマーティンは新たにTikTokアカウントを立ち上げ、TikTok社が抱えるクリエイターやアプリ利用者と協力してコンテンツ制作に取り組む。

また、TikTokは様々なハッシュタグを用いたキャンペーンも展開していく。

たとえば、「#DayInTheLifeOf」ではアストンマーティンがドライバーやエンジニア、シェフなどの舞台裏を紹介し、「#DidYouKnow」ではF1に関する知識を提供する。

アストンマーティンのマーケティング担当者であるロブ・ブルーム氏は、以下のように語っている。

「F1のファンは、応援するチームやドライバーに関するユニークなストーリーを自ら作ることに長けています。私たちは、そうしたファンの貢献をより拡大していくためなら大きな投資も厭いません」

「このキャンペーンの根底にあるのは『共創の精神』です。それぞれのファンが持っているものを互いに持ち寄って、このエキサイティングな新時代を共に築いていこう。そう呼びかけているのです」

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/f1-aston-martin-tiktok-content-2021

Triller、Big3と放映権契約

Photo credit: Ronald Martinez/BIG3/Getty Images

SNSのTrillerが、3人制バスケットボールのプロリーグBig3と放映権契約を締結した。

Big3はすでにCBSとテレビ中継の放映権契約を結んでおり、今回の契約はネット中継に限られる。

Trillerは、ユーザーが撮影した動画を音楽と組み合わせて編集したショートムービーを投稿するSNSで、しばしばTikTokの類似アプリとして語られる。

同社はTriller Liveというストリーミングプラットフォームを持っており、それを使ってスポーツ、特にボクシングの中継を行っている。

たとえば、昨年のマイク・タイソン対ロイ・ジョーンズのチャリティマッチや、今月19日に行われるテオフィモ・ロペス対ジョージ・カンボソスのタイトルマッチはTrillerが放映する。

今回のBig3との契約は、同社のスポーツ中継ビジネスがバスケットボールまで拡大したことを意味している。

ラッパーのIce Cubeが立ち上げたBig3と、ヒップホップ関連の動画が多いTrillerの間には共通点があり、それが交渉のきっかけになったかもしれない。

契約に関してBig3側は「Trillerは、若い世代を中心に大きな影響力を持っており、Big3はそのような層にとってスポーツとエンターテイメントの完璧な融合です。Trillerとの契約は非常に理にかなっており、ファンの皆さんに今まで見たことのないものをお届けするのが楽しみです」とコメントした。

今回の契約では、試合中継のほかに、Ice CubeやBig3の選手がTrillerのアカウントを作成し独自コンテンツを投稿することや、試合会場でTrillerの広告を掲示することなども合意された。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/big3-triller-media-rights-streaming-draft-all-star-game-ice-cube

TwitterとOpendorseが業務提携:学生アスリートのビジネス機会創造

以前の投稿で解説した通り、現在アメリカでは、学生アスリートが自らの名前や肖像を活用して収益を上げることを認める流れが生まれている。

複数の州で、そのような権利を保障する法律が成立し、NCAAも規則の変更に取り組んでいる。

同時に、学生アスリートのビジネス展開を支援しようと計画する企業や団体も動いている。

先週明らかになったTwitterとOpendorseの業務提携も、そのような動きの一つである。具体的な内容は以下の通り。

まず、学生アスリートを広告に使用したい企業が企画案を発表する(「人気バスケットボール選手による筋トレアドバイス」など)。

それに興味を持った学生アスリートは、企画案に沿ったコンテンツをOpendorseのプラットフォーム「Opendorse Deals」上に投稿する。

企業は、投稿されたコンテンツおよびそれに対する消費者の反応を簡単に閲覧でき、そこで評価・採用されたコンテンツはその企業の広告に取り入れられる。

こうしてできた企業広告はTwitter上で流され、その閲覧数などに応じて出演した学生アスリートに報酬が支払われる。

Twitter Sportsのデビット・ハーマン氏は「我々はずっとアスリートたちにコンテンツを制作するように、そして規則が変わり次第、報酬を受け取れるように働きかけてきました。Opendorseとの提携は、カレッジスポーツのあらゆる種目において、様々な機会をアスリートに提供します」とコメントした。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/twitter-opendorse-student-athletes-video-content-monetisation
https://www.si.com/college/2021/06/03/twitter-opendorse-ncaa-athletes-video-sponsorships

チェルシーFC、地元中小企業に「無料スポンサーシップ」を提供

Source: chelseafc.com

チェルシーFCは、地元ロンドンの中小企業に無料で広告機会を提供することを発表した。

コロナ禍で苦境に立たせれる地元企業を応援することが目的だ。

これは同クラブが今月立ち上げた「Proud of London(ロンドンを誇りに思う)」というキャンペーンの一環で、従業員50人以下の企業が対象になる。

見事審査を通過した企業には、チェルシーFCの公式SNSなどを活用した企業広告を行う権利が与えられる。

これは、通常であれば、巨額の契約金を払ったスポンサー企業のみが得られる権利である。

チェルシーFCのマーケティング担当者は以下のように語る。

「Proud of Londonは、我々がいかにロンドンという町に勇気づけられてきたかを表現するキャンペーンです」

「ロンドンという町は創造性に溢れています。それは、限界を突破し、互いを支え合い、コロナ禍・ロックダウンといった前例のない状況にも対応することを可能にするのです」

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/chelsea-sponsorship-inventory-local-businesses-london-instagram-story
https://www.chelseafc.com/en/landing-pages/misc/proud-of-london

NBA、バドワイザーとネット中継契約

先週、NBAはバドワイザーとストリーミングに関するユニークな契約を結んだ。

バドワイザーと言えば、NBAを初め数多くのスポーツリーグ・チームとスポンサー契約を結んでいるが、今回の契約はストリーミングに関する契約である。

具体的には、バドワイザーのプラットフォーム(YouTubeやSNS等)上でNBAの試合を中継することが合意された(ただしブラジル国内でのみ視聴可能)。

早速、先週のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ダラス・マーベリックスがバドワイザーのYouTubeチャンネルで中継された。

今後バドワイザーは、ポルトガル語での中継やブラジルの有名人を起用した番組作りなどを行っていく方針だという。

NBAラテンアメリカ担当者は「普通のNBA中継とは全く違った雰囲気になります。『ファンを我々のところに惹きつける』のではなく『ファンがいる場所に我々が行く』というイメージです」と言う。

今回の契約で認められるのはブラジル国内の視聴のみだが、同担当者によれば、メキシコ、アルゼンチン、チリなどでも同様の契約に興味を示す企業があると言う。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nba-budweiser-brazil-live-stream-games

TikTok、UEFA Euro 2020のスポンサーに

昨年開催予定でありながらコロナ禍の影響で今年6月に延期されたUEFA Euro 2020のスポンサーにTikTokが加わった。

この契約に基づき、TikTokはヨーロッパで放送される試合中継での露出や、UEFAが持つ膨大な過去の試合映像をコンテンツ制作に使用する権利が与えられる。

またUEFAもEuro 2020の公式TikTokアカウントを立ち上げ、大会の裏側や試合の映像などを投稿していく。

その他、TikTokとUEFAは「ハッシュタグ・チャレンジ」や「TikTok LIVEs and Sounds」といった様々な共同プロジェクトを企画している。

ちなみにTikTokの他には、コカ・コーラ、ハイネケン、Takeaway.com、そしてVivoが大会スポンサーとなっている。

参考文献:
https://www.uefa.com/insideuefa/about-uefa/news/0266-118d1c6ac1b5-4ffce41d08de-1000–tiktok-becomes-official-uefa-euro-2020-sponsor/

キャバリアーズ、「練習用ユニフォームスポンサーシップ」を導入

クリーブランド・キャバリアーズは、練習用ユニフォームを用いたスポンサーシップを販売した。NBAでは初めてのケースとなる。

正式な契約発表はまだされていないが、チームがSNSに投稿する画像や映像から、練習用ユニフォームにGoodyear社のロゴがついていることが確認された。

キャバリアーズとGoodyearは2017年に試合用ユニフォームのスポンサーシップ契約(年間1000万ドル)を結んでいるが、この時点では練習用ユニフォームの権利は含まれていなかった。

NBAは、コロナ禍で収入が減少しているチームに新たな収入源を与えようと、新しいスポンサーシップをいくつか承認している。練習用ユニフォームもその一つだ。

試合用と練習用ではいくつかの違いがある。

① ロゴのサイズ:試合用(6.35cm×6.35cm以内)と比べ、練習用(30.48cm×12.7cm以内)は数倍大きい。
② ロゴの位置:試合用は左肩。練習用は腹部。
③ 着用ルール:試合用は試合中に着用されるが、練習用は試合開始の90分前まで。

今回は同じ企業が試合用と練習用の権利を獲得する形になったが、MLS等では試合用と練習用でスポンサーが異なるケースもある。

今後他のNBAチームがどのような契約を結ぶのか、注目である。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/cleveland-cavaliers-practice-jersey-sponsor-goodyear-nba

Dr. Turickインタビュー⑤声を上げるアスリート

Q. ここまでスポーツにおける人種問題について話してもらいました。もう一つの観点として、スポーツを通した人種問題の解決というテーマがあると思いますが、その点についてはどう思いますか。

A. 現在アメリカでは人種差別に対する抗議活動が広がっていますが、そのなかで、アスリートが自分の影響力を認識し始めています。

たとえば、カイリン・ヒル選手(ミシシッピ州立大)は「ミシシッピ州が州旗を変えるまで、ミシシッピ州立大学では一切プレーしない」と宣言しました。

補足:ミシシッピ州は最近まで連合国旗を取り入れた州旗を使用していたが、今月、州旗の変更が可決された。

マーヴィン・ウィルソン選手(フロリダ州立大)は、同大学の「ドーク・キャンベル・スタジアム」の施設名変更を求める署名活動に参加しました。ドーク・キャンベルという人物に人種差別的な歴史があるという理由です。

チュバ・ハバード選手(オクラホマ州立大)は、同大学コーチのマイク・ガンディ氏が「OAN」のTシャツを着て撮った写真をSNSに投稿したとして「これは我慢できない。状況が変わらない限り、もうオクラホマ州立大には一切関わらない」と宣言しました。

OANはOne American Newsという極右メディアで、人種差別に対する抗議運動を「茶番」「テロ活動」などと批判していました。

ハバード選手のコメントは大きな反響を呼び、ガンディ氏は選手たちに謝罪しました。

上記の例は、言ってしまえば、すべて一大学生の言動です。それが各所に大きな影響を与えているのです。それはひとえに彼らがアスリートであり、彼らが多くの人の注目を集め、多くの人と特別なつながりを持っているからなのです。

NBA選手会、Opendorseと業務提携

NBA選手会およびThink450(NBA選手会のビジネス部門)はOpendorseとの業務提携を発表した。

Opendorseは、SNSを用いたアスリートブランディングを専門とする会社で、NFL選手会やPGA、ネブラスカ大学などとも契約を結んでいる。

今回の契約は、NBA選手が自らの肖像権を用いて効果的に収益を上げられるようにすることが目的で、そのためのオンラインコンテンツ作成やSNSキャンペーンの展開をOpendorseがサポートする。

たとえば、NBA選手のスポンサーやライセンシーがその選手に投稿してほしい内容をOpendorseが管理するプラットフォームに提出すると、それが選手に伝わり、ワンクリックでFacebookやTwitter、InstagramといったあらゆるSNSに自動的に投稿される。

Opendorseが選手と企業の間に入って、様々な作業を簡素化するのである。

Think450のペイン・ブラウン氏は「私たちはNBA選手がSNS上で、ひいては実社会において、素晴らしい影響力を持っていることを理解しています。これは彼らのスポンサー企業にも価値をもたらします。今回のOpendorseとの業務提携によって、NBA選手たちは同社のプラットフォームを活用し、価値観を共有する組織と協働する機会をこれまで以上に見つけることができるでしょう」と言う。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nbpa-opendorse-nba-player-social-media-posts-nil-rights

バーチャルG-Day

カレッジフットボールのシーズンは8月末から9月頭に開幕するが、大きな大学は3~4月に「スプリング・フットボール」という紅白戦を行うのが伝統となっている。

これには新チームのお披露目、そして新シーズンにむけてアメリカンフットボール熱を高める狙いがある。

ジョージア大学はこれを独自に「G-Day」(GはGeorgiaに由来する)と呼び、イベントとして盛り上げている。チケットは無料で、何万人ものファンが観戦に訪れる。

今年はコロナウイルスの影響で中止せざるを得なかったが、同大学は4月18日に「バーチャルG-Day」を開催した。

メインコンテンツは、2019年全米選手権決勝ジョージア大学対ノートルダム大学の再放送で、スコット・ハワード監督がFacebook Live上で解説を担当した。

それと同時進行で、同大学が管理するあらゆるSNSやネット局を駆使し、#VirtualGDay というハッシュタグとともにコンテンツを提供した。

ファンも同じハッシュタグを用いて動画や写真を投稿し、同イベントは100万以上のインプレッションを記録した。

ジョージア大学体育局副局長のマイク・ビルボー氏は「これだけ多くのチャンネルを持っていれば、それを一つのイベントに集中した際に、とてつもなく大きな『拡声器』となります」と言う。

「バーチャルG-Dayはファンベースとコミュニケーションを取り、つながりを確認する素晴らしい方法となりました」

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/05/11/Colleges/Virtual-tailgates.aspx