女子FAカップ、観客動員数記録更新

Getty Images

イングランドのサッカーを統括するザ・フットボール・アソシエーション(FA)が主催するカップ戦「女子FAカップ」の決勝が今月15日に行われた。

この試合の観客動員が4万9094人を記録し、同大会史上最多を更新した(これまでの最多は、2018年大会決勝戦の4万5423人)。

FAの女子サッカー担当者は「女子サッカーにとって特別な日でした」と語り、以下のように続けた。

「オリンピック・ウェイ(ウェンブリー・スタジアムまでの道路)が家族連れ、友人グループ、少女、少年で埋め尽くされている光景は忘れられません」

「今シーズンは、イングランドの女子サッカー界にとって画期的なものでした。テレビ・ネットの観戦者が飛躍的に伸び、今日の試合では5万人近くの観客がウェンブリー・スタジアムにいらっしゃいました。これらは、この国における女子サッカーに対する熱意を示しています」

イングランドにおける女子サッカーへの関心が高まる中、7月には、UEFA女子ユーロ2022がイングランドで開催される。その決勝戦は、今回と同じウェンブリー・スタジアムで行われる予定だ。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/womens-fa-cup-final-2022-chelsea-manchester-city-wembley-attendance-record/

ラグビーW杯5大会の開催地決定

Getty Images

5月12日、ワールドラグビーは、今後開催される国際大会の開催地を次々に発表した。その内容は以下の通り。

・2025年女子ワールドカップ:イングランド
・2027年男子ワールドカップ:オーストラリア
・2029年女子ワールドカップ:オーストラリア
・2031年男子ワールドカップ:アメリカ
・2033年女子ワールドカップ:アメリカ

注目は初めてのアメリカ開催となる2031年・2033年ワールドカップ。

アメリカでは、2010年代に複数のラグビーリーグが発足しては解散するという動きがあり、なかなか継続的にラグビーを見る機会が提供されなかった。

そんな中、2017年に創設されたメジャーリーグラグビー(MLR)は解散することなく、チーム数やファンを拡大している。

アメリカでのワールドカップ開催は、国内ラグビー人気をさらに高める絶好の機会である。

USAラグビー最高責任者のロス・ヤング氏は「我々は、これから新しい時代に突入します。ラグビー界で最も貴重なイベントを十分に生かし、ラグビーに対する持続的な熱意と情熱をアメリカ各地で生み出していきます」とコメントした。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/england-womens-rugby-world-cup-2025-australia-us-hosting-destinations/

Crypto.com、カタールW杯のスポンサーに

Getty Images

FIFAは、2022年11-12月にカタールで開催されるワールドカップの公式スポンサーとして、Crypto.comと契約を結んだ。

FIFAのスポンサーにはいくつかランクがあり、Crypto.comは上から2つ目のランク(バドワイザーやマクドナルドと同じ)に加わることになる。ちなみに、最上位にはアディダス、コカ・コーラ、Visaといった企業が属する。

仮想通貨の取引所を管理・運営するCrypto.comは、全世界で1000万人以上の顧客を持つ。

同社は昨今スポーツスポンサーシップに積極的に投資しており、その最たる例は2021年末に締結された20年総額7億ドル(約850億円)のアリーナ命名権契約。

それまで20年以上に渡って「Staples Center」として知られていたロサンゼルス・レイカーズの本拠地を「Crypto.com Arena」に変更した。

Crypto.comは他にも、F1、UFC、AFL、PSG、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、Fnatic などと業務提携を結んでいる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/fifa-crypto-com-2022-world-cup-qatar-sponsor/

NHL、TikTokと業務提携

NHL

NHLはTikTokと新たな業務提携を結んだことを発表した。両社は今後様々なコラボレーションを行う。

たとえば、先週末にナッシュビルで開催された「スタジアム・シリーズ」(2014年から恒例になっている屋外での試合。アメフトか野球のスタジアムが使用される)では、「TikTok テイルゲート ステージ(TikTok Tailgate Stage)」という音楽イベントが試合前に開催された。

カントリーミュージックの聖地ナッシュビルでの開催に因んで、カントリーミュージックの人気歌手が出演。その様子はNHLのTikTokアカウントを通じて全世界に配信された。

NHLは、今月13日に開催されるもう一つの屋外試合「ヘリテージ・クラシック」やプレーオフの前後にも同様のイベントを開催する予定だ。

TikTokは若い世代(特にZ世代)にアプローチするために有効なSNSで、その活用(さらにはTikTokとの共同企画)に昨今多くのスポーツ組織が注力している。

NHLはリーグはこれまでにも「Hockey at Home」や「Fan Skills」といったシリーズを立ち上げ、TikTokでフォロワーを拡大してきた。

NHLのハイディ・ブラウニング氏は以下のように語っている。

「TikTokは、パンデミックの間に大きく成長しました。このプラットフォームのリアルでありのままという特徴をとても気に入っており、また若年層や女性のユーザーが多い傾向にあります。私たちの成長目標のひとつは、より若い、より多様な、より多くの女性の視聴者とつながることであり、そのために、TikTokは本当に重要なカギとなるのです」

「試合ハイライトは最も魅力的なコンテンツの一つですが、このパートナーシップを通じて、より幅広いTikTiokユーザーの皆さんとつながりたいと思っています。そのために、ファンの体験に焦点を当てた独占コンテンツ、選手のライフスタイル映像、コンサートの配信といったものも届けたいと考えています」。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nhl-tiktok-content-partnership-tailgate-parties-social-media/

スポーツ界に広がるメタバース活用②NFLの事例

NFL

NFLとRoblox社は、2022年のスーパーボウルのわずか数日前に「NFLタイクーン」というメタバースのゲームを発表した。

(ちなみに「タイクーン(Tycoon)」は「大物・実力者」という意味で、日本語の「大君」が語源だそうです)

Robloxは主に子ども向けの仮想空間を運営しており、現在5000万人以上のアクティブユーザーを抱えている。

NFL以外にも、バルセロナが新ユニフォームの発表をRoblox上で行ったり、ナイキが「Nikeland」という専用のゲームエリアを立ち上げたりしている。

NFLタイクーンのプレイヤーは、Robloxが運営する仮想空間のなかで、バーチャルスタジアムの建設や、選手のカード収集・交換、他のプレイヤーとゲーム対決などができる。

さらに、NFLタイクーンは実世界と連動したイベントも開催される。

その第一弾は、スーパーボウルで放映されたテレビCMとタイアップした「デストラクション・ハウス」。

このCMのなかでNFL有名選手たちのアバターたちが家のなかで大暴れするが、デストラクション・ハウスでも同様にRobloxのプレイヤーたちが仮想空間で近所の家を破壊しまくる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nfl-roblox-metaverse-video-game-super-bowl/

2022年スーパーボウルの広告効果

Photo by Rob Carr/Getty Images

Hive社とElevate Sports Ventures社が行った調査によれば、2022年のスーパーボウル中継で、NFLのスポンサーは合計75分以上の画面露出を獲得し、1億7000万ドル分の広告価値を得たという。

ちなみに前年度は、画面露出時間が104分、広告価値は1億6900万ドルであった。

そのなかでも、ユニフォームを提供するナイキのロゴが画面に映る時間は合計46分で、全スポンサーのなかで最多であった。

NFLのスポンサーではないが、試合が開催されたラムズの本拠地SoFiスタジアムの命名権を持つSoFi社は約1分間の画面露出(約350万ドルの広告価値に相当)があった。

この調査を行ったHive社は、AI技術を活用し、試合中継中に画面に映された企業ロゴを追跡する。

そして「露出時間150秒ごとにおおよそ30秒のCMに相当する価値がある」、「NBCは、30秒のCMに平均650万ドルを請求している」といった情報に基づき、広告価値を算出している。

なお、広告価値の計算には、露出時間だけでなく、画面に表示されるロゴの大きさや画質なども考慮されている。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/2022-super-bowl-partner-sponsors-media-value-nike-pepsi-bose/

NFL、ミュンヘンで公式戦開催へ

今シーズンのNFLはロサンゼルス・ラムズの優勝で幕を閉じた。

リーグはすでに来シーズンの予定を発表しており、そこで話題を呼んでいるのが初となるドイツでの公式戦開催だ。

NFLは昨今ヨーロッパ(特にドイツ)でのビジネス拡大に力を入れており、「インターナショナル・シリーズ」のドイツ国内での開催を検討していた

今回の発表によれば、2022年の試合はバイエルン・ミュンヘンの本拠地アリアンツ・アレーナで開催され、2023年以降はミュンヘンとフランクフルトで開催される予定だという。

この機会にNFLはブンデスリーガのアイントラフト・フランクフルトやバイエルン・ミュンヘンと共に様々な取り組みを行い、地元都市との関わりを深めていく予定だ。

バイエルン・ミュンヘンはすでにSNSを通じてNFLとの関係を伝えている。

なお、2022年のNFLインターナショナル・シリーズはミュンヘンでの試合に加え、イギリスで3試合、メキシコで1試合の計5試合となる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nfl-germany-games-munich-frankfurt-allianz-arena/
https://www.nfl.com/news/munich-to-host-first-ever-regular-season-nfl-game-in-germany-during-2022-season-

アメリカ、ラグビーW杯招致へ

写真:AFP/アフロ

米国ラグビー協会は、2027年または2031年に開催されるラグビーワールドカップの招致活動を正式に開始した。

実現すれば、アメリカ大陸(北米・南米)で初めての開催となる。

現時点でロサンゼルス、ラスベガス、シカゴ、ニューヨークなどの都市が開催に関心を示しており、試合の一部はNFLのスタジアムで行われる予定だ。

招致委員長のジム・ブラウン氏は次のようにコメントしている。

「アメリカの地でワールドカップを開催するという私たちのビジョンを紹介する、誇らしい瞬間です」

「私たちは、この招致活動に自信を持っています。関係者のサポート、開催に関心を示す都市、メガスポーツイベントを開催できる世界トップクラスのインフラ、そしてアメリカのスポーツファン人口。ラグビーをアメリカ国内そして世界中でより大きくする絶好の機会です」。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/categories/major-events-sustainability/usa-launches-official-bid-host-2027-2031-rugby-world-cup/

NFL、ドイツ興行の開催地候補3都市を発表

Photo Source: https://topbroadcasting.com/nfl-germany-dusseldorf-frankfurt-and-munich-named-as-three-finalist-cities-in-seek-for-host-accomplice/#

NFLは、2022年からドイツで開催される「インターナショナル・シリーズ」の候補都市をミュンヘン、フランクフルト、デュッセルドルフの3都市に絞ったことを明らかにした。

NFLによれば、ドイツには1900万人のNFLファンが存在し、その数は年々拡大している。

しかし、ドイツではこれまでNFLのレギュラーシーズンが開催されたことはなく、1994年にプレシーズンが開催されたのが最後となっている。

NFLのヨーロッパ・イギリス担当責任者であるブレット・ゴスパー氏は「ドイツのファンベースを拡大するためには、レギュラーシーズンの試合を開催することが非常に重要です。アメリカンフットボールへの盛り上がりを高め、ファンや地域社会とのつながりを深めることができるからです」とコメントしている。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nfl-germany-international-series-games-munich-frankfurt-dusseldorf-hosting/

座席に飲食デリバリー

AP Photo/Susan Walsh

ワシントン・フットボール・チームは、フードデリバリーのGrubhubと業務提携を結び、飲食のデリバリーサービスを始めた。

試合観戦に訪れた観客は、座席から飲食を注文し、それを座席で受け取ることができるようになる。

なお、飲食の注文には、Grubhubのアプリか、座席裏にあるQRコードが活用される。

このサービスを導入したことで、同スタジアムにおける飲食の待ち時間が半減したという。

Grubhubは、サッカーのCONCACAFゴールドカップでも同様のサービスを提供しており、スポーツ組織との業務提携は、これが2つ目となる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/washington-football-team-nfl-grubhub-fedex-field-denver-broncos-mattress-firm/?blocktaxonomy=news