アストンマーティン、TikTokと業務提携

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F1のアストンマーティン・レーシングチームは、TikTokとコンテンツ制作に関する業務提携を締結した。

この契約に基づき、アストンマーティンは新たにTikTokアカウントを立ち上げ、TikTok社が抱えるクリエイターやアプリ利用者と協力してコンテンツ制作に取り組む。

また、TikTokは様々なハッシュタグを用いたキャンペーンも展開していく。

たとえば、「#DayInTheLifeOf」ではアストンマーティンがドライバーやエンジニア、シェフなどの舞台裏を紹介し、「#DidYouKnow」ではF1に関する知識を提供する。

アストンマーティンのマーケティング担当者であるロブ・ブルーム氏は、以下のように語っている。

「F1のファンは、応援するチームやドライバーに関するユニークなストーリーを自ら作ることに長けています。私たちは、そうしたファンの貢献をより拡大していくためなら大きな投資も厭いません」

「このキャンペーンの根底にあるのは『共創の精神』です。それぞれのファンが持っているものを互いに持ち寄って、このエキサイティングな新時代を共に築いていこう。そう呼びかけているのです」

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/f1-aston-martin-tiktok-content-2021

マイアミ大学アメフト選手にエンドースメント契約のオファー

Photo Source: CaneSport.com

今月6日、総合格闘技ジム「アメリカン・トップ・チーム(ATT)」のオーナーであるダン・ランバート氏は、マイアミ大学アメリカンフットボール部の中心選手(計90名)にエンドースメント契約の提案をした。

ATTは堀口恭司選手を含め、多くのトップファイターを輩出した名門ジム。ランバート氏はマイアミ大学の大ファンとしても知られている。

この契約が成立すれば、各選手はSNSなどを通じて同ジムを宣伝し、月々500ドルを受け取ることができる。

学生アスリートのエンドースメント契約は、先々週にNCAAが解禁を発表したばかり。早速大きな契約の話が浮上し、話題を呼んでいる。

この契約を提案した理由についてランバート氏は「学生の手助けをしたいのです。彼らの努力に報いたいし、よりよいチームになってもらいたい」と説明した。

また同氏は「NILに関する新たな規則は、企業やファンが選手やチームに直接影響を与えることができる素晴らしい機会です」とコメント。

ランバート氏は当初、何人かの選手とのみ契約を結ぶ予定だったが、より大きな役割を果たすために多くの選手と契約することを決めたという。

参考文献:
https://www.espn.com/college-football/story/_/id/31771563/dan-lambert-plans-500-month-endorsement-deal-every-miami-hurricanes-football-player-scholarship
https://www.cbssports.com/college-football/news/why-college-football-playoff-expansion-is-a-complicated-task-with-the-potential-for-significant-fallout/

トレイルブレイザーズ、仮想通貨企業とユニフォームスポンサー契約

Photo Source: StormX

今月1日、ポートランド・トレイルブレイザーズは、StormX社とのユニフォームスポンサー契約を発表した。

シアトルに拠点を置くStormXは、仮想通貨関連のビジネスを展開している。

たとえば、同社が提供するアプリでは、与えられた作業をこなしたり、特定の店舗で買い物をしたりすることで仮想通貨を稼ぐことができる。

StormXがスポーツチームとスポンサー契約を結ぶのはこれが初めて、そして仮想通貨企業がNBAチームのユニフォームスポンサーになるのもこれが初めてだ。

今回の契約の背景には、北米スポーツ界におけるデジタル資産(NFT)への関心の高まりがある。

たとえば、NBAは昨年10月「Top Shot」というNFT事業を立ち上げ、NBA選手の画像やハイライト映像といったNFTを販売している。

Photo Source: fantoken.news

また、今年4月には、ゴールデンステート・ウォーリアーズが独自のNFTを発売しており、当のトレイルブレイザーズも、今月中旬に同様の事業を開始する予定だ。

StormXはNFTの基盤であるブロックチェーン技術を専門としており、トレイルブレイザーズはStormXとの関係を築いていくなかで、NFT事業の発展や新たなビジネス機会の創造を期待していると考えられる。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/portland-trail-blazers-sign-up-stormx-for-nbas-first-crypto-jersey-patch-sp

マーキュリー、「女子スポーツチーム史上最大級」のスポンサー契約

Photo Source: igamingbrazil.com

WNBAのフェニックス・マーキュリーは、Bally’s Corporationと15年間のスポンサー契約を締結した。

一部報道によれば契約金は推定6600万ドル(約73億円)で、これが事実であれば、女子スポーツチームが結んだスポンサー契約のなかでも史上最大級の契約金である。

Bally’s Corporationはスポーツ賭博を運営する企業で、全米10州で14のカジノを所有・運営している。

同社はNBA、MLB、NHLなどとも業務提携を結んでいるが、女子プロスポーツチームと契約を結ぶのは今回が初めてとなる。

今回の契約に基づき、Bally’s Corporationは、アリゾナ州内でオンライン・モバイルのスポーツ賭博サービスを運営するとともに、マーキュリーの本拠地近くに店を構え、マーキュリーの試合に関連したビジネスを推進する予定だ。

マーキュリーのジェイソン・ロウリー社長は「このような画期的なパートナーシップは、女性スポーツを取り巻く勢いを加速させ、マーキュリーにとってより大きなプラットフォームを構築し、そして女性スポーツにおいて前例のない規模でファンを惹きつけると強く信じています」とコメントした。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/phoenix-mercury-ballys-sports-betting-sponsorship-wnba

NCAA、NILに関する規則の変更を発表

今週水曜日、NCAA理事会は、学生アスリートが自らの名前や画像、肖像権(NIL:Name, Image, Likeness)を活用して収益を上げることを禁止する規則を停止すると発表した。

これに基づき、NCAAに所属する全ての学生アスリートは、今週木曜日から以下のような事業を通じて収入を得ることが可能になった。また、エンドースメント契約などのために代理人と契約することも認められた。

【主な事業例】
・有料イベント(サイン会、キャンプ、レッスン)の開催
・ソーシャルメディアアカウント(YouTube等)の収益化
・自身のビジネスの設立
・エンドースメント契約および企業広告活動

なお、アメリカでは各州が州法を持つため、これがビジネス展開に制限をかかるケースもある。

たとえば、一部の州法では、スポーツ選手がアルコール、タバコ、ギャンブル関連ブランドを宣伝することを禁止している。したがって、それらの州でプレーする学生アスリートにも同様の法律が適応される。

また(本ページで再三指摘している通り)、今回の決定はNILのビジネス活用を認めるものであって、大学が学生アスリートに給与を支払うことを許可したものではない。

大学から学生に直接与えられる便益は、Title IX(タイトルナイン)との兼ね合いもあるため、簡単には実現しないだろう。

参考文献:
https://www.espn.com/college-sports/story/_/id/31737039/ncaa-clears-student-athletes-pursue-name-image-likeness-deals

YouTube、初のネーミングライツ契約

YouTubeは、スポーツ・エンターテイメント施設「Hollywood Park」と契約を結び、ネーミングライツを獲得した。YouTubeがネーミングライツ契約を結ぶのはこれが初めて。

この契約に基づき、同施設は今後YouTube Theaterと呼ばれる。

6000人を収容できるYouTube Theaterは、eスポーツ、コンサート、授賞式、コミュニティイベント、YouTubeクリエイターイベントなど、様々なイベントに使用される予定。

この施設はロサンゼルス・ラムズのオーナーであるKroenke Sports and Entertainmentが、カリフォルニア州イングルウッドに開発している複合施設の一部である。

YouTube Theaterには、YouTubeに因んだユニークな特徴もある。

たとえば、会場の外に設置されたYouTube再生ボタンの巨大アイコンは、双方向的なビデオスクリーンで、ゲストはスクリーンに自分の姿を映し出したり、YouTubeコンテンツを見たりして楽しむことができる。

さらに、会場内には「ダイナミック・デジタル・ウォール」が設置されており、YouTubeのクリエイターやアーティストをギャラリーのように展示される。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/youtube-naming-rights-partnership-kse-hollywood-park-google-cloud

Salesforce、ロサンゼルス五輪のFounding Partnerに

クラウドベースのソフトウェア会社Salesforceが、ロサンゼルスオリンピック・パラリンピックおよびアメリカ代表と7年間のパートナーシップ契約を締結したと発表した。

今回の契約で、Salesforceは同大会の「Founding Partner」となった。

以前の投稿で解説した通り、「Founding Partner」は2028年に開催されるロサンゼルスオリンピック・パラリンピック用に新設されたスポンサーシップで、通常のスポンサー特典に加え、NBC Sportsの大会中継中のCMスポットも優先的に確保できる。

今のところ、デルタ航空、Comcast、Deloitteといった企業がFounding Partner契約を結んでいる。

今回の契約では、大会に向けてファンやアスリートのデジタル体験を向上させるために、Salesforceの「Customer 360」という技術が用いられることも合意された。

USOPPのキャシー・カーター氏は「Salesforceとの提携により、オリンピック・パラリンピックのファンを魅了するために最先端のテクノロジーがもたらされます」とコメントした。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/la28-olympics-salesforce-team-usa-nbc-sponsorship

TwitterとOpendorseが業務提携:学生アスリートのビジネス機会創造

以前の投稿で解説した通り、現在アメリカでは、学生アスリートが自らの名前や肖像を活用して収益を上げることを認める流れが生まれている。

複数の州で、そのような権利を保障する法律が成立し、NCAAも規則の変更に取り組んでいる。

同時に、学生アスリートのビジネス展開を支援しようと計画する企業や団体も動いている。

先週明らかになったTwitterとOpendorseの業務提携も、そのような動きの一つである。具体的な内容は以下の通り。

まず、学生アスリートを広告に使用したい企業が企画案を発表する(「人気バスケットボール選手による筋トレアドバイス」など)。

それに興味を持った学生アスリートは、企画案に沿ったコンテンツをOpendorseのプラットフォーム「Opendorse Deals」上に投稿する。

企業は、投稿されたコンテンツおよびそれに対する消費者の反応を簡単に閲覧でき、そこで評価・採用されたコンテンツはその企業の広告に取り入れられる。

こうしてできた企業広告はTwitter上で流され、その閲覧数などに応じて出演した学生アスリートに報酬が支払われる。

Twitter Sportsのデビット・ハーマン氏は「我々はずっとアスリートたちにコンテンツを制作するように、そして規則が変わり次第、報酬を受け取れるように働きかけてきました。Opendorseとの提携は、カレッジスポーツのあらゆる種目において、様々な機会をアスリートに提供します」とコメントした。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/twitter-opendorse-student-athletes-video-content-monetisation
https://www.si.com/college/2021/06/03/twitter-opendorse-ncaa-athletes-video-sponsorships

ピストンズ、UWMとユニフォームスポンサー契約

Photo source: NBA.com
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デトロイト・ピストンズは、証券会社のUnited Wholesale Mortgage(UWM)と複数年のユニフォームスポンサー契約を結んだ。

ピストンズのユニフォームには現在、Flagstar Bankのロゴがついているが、来シーズンからはUWMのロゴがつくことになる。

契約金は明らかになっていないが、NBAのユニフォームスポンサーは通常3年700~2000万ドル(約7.7~22億円)が相場になっている。

ユニフォームにロゴをつけることに加え、UWMは以下のベネフィットを得る。

・日曜日に開催されるピストンズのホームゲーム「Home on Sundays」の冠スポンサーとなる。
・ピストンズの選手・コーチによる病院訪問や入院患者の家族を試合に招待する「Hoops for Troops」という活動の後援者になる。
・テレビ、ラジオ、ウェブサイト、アリーナ内の電光掲示板を活用した企業広告

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/detroit-pistons-jersey-patch-sponsor-united-wholesale-mortgage
https://www.nba.com/pistons/news/detroit-pistons-and-united-wholesale-mortgage-announce-jersey-partnership

ESPNの“副中継”戦略

NBA.com

5月3日に開催されるゴールデンステート・ウォーリアーズ対ニューオーリンズ・ペリカンズの一戦、ESPNはMarvelと共同で「スーパーヒーロー」をテーマにした番組制作を行う。

メインチャンネルでは通常の試合中継をしつつ、サブチャンネルであるESPN2とESPN DeportesおよびストリーミングチャンネルであるESPNプラスではこの「スーパーヒーロー中継」を放送する。

拡張現実などの技術を駆使したこの中継では、Marvelの人気キャラクター(アイアンマンやブラックパンサーなど)が試合会場に映される。

「地球を脅かす敵を辛うじて倒したアベンジャーズが、次の戦いに備えてエリートアスリートを引き抜きに来た」という設定で、試合中継では実際のスコアだけではなく、「Marvelヒーロー・ポイント」が表示される。

Marvelヒーロー・ポイントは、各選手のパフォーマンスによって加算されるポイントで、試合終了時に最も多くのMarvelヒーロー・ポイントを獲得した選手には「Marvelチャンピオン」の称号が与えられる。

また、試合の解説には、ESPNのレギュラー解説陣に加えて、Marvelの専門家が参加する。

このような副音声ならぬ「副中継」をESPNは積極的に行っており、今回の中継が成功を収めれば、今後様々な設定の副中継が行われるかもしれない。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/espn-marvel-nba-superhero-telecast-warriors-pelicans-zion-steph-curry