アメリカ女子サッカー代表選手、2400万ドルでサッカー協会と和解

アメリカ女子サッカー代表選手が、賃金や労働条件に関する男女差別を主張し、サッカー協会を相手取って起こした訴訟が和解に至った。

2022年2月22日に裁判所に提出された書類によれば、サッカー協会は2200万ドルの直接補償を選手たちに支払い、さらに200万ドルを選手たちの引退後の支援や女子サッカーに関連する慈善活動に対して支払うという。

この額は選手たちが2019年当初求めていた6600万ドルの3分の1程度に留まるが、原告の一人で中心選手のミーガン・ラピノーは「大きな勝利」のように感じると語り、サッカー協会会長のシンディ・パーロウ・コーン氏に対する感謝を表明した。

一方のコーン氏は「これは女子チームとの関係を再構築するための一つのステップに過ぎません。これは大きな成果だと思うし、これから先、彼女たちと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。この件が決着したことで、他の事案にも注力できます。最も重要なことは、あらゆるレベルでサッカーを発展させ、キッズから大人、あらゆる女子選手に活躍の機会を増やしていくことです」と語った。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/uswnt-us-soccer-equal-pay-settlement/

女子サッカー代表チーム応援キャンペーン

2019年6月、フランスでFIFA女子ワールドカップが開催される。これに向け、アメリカサッカー協会は、「WNT Everywhere」というマーケティングキャンペーンを展開する。WNTは「Women’s National Team(女子代表チーム) 」の頭文字である。

このキャンペーンでは、まず、代表選手の出身地もしく縁のある11都市が選ばれる。そして、各都市において、地元の女性アーティストがその選手の壁画を描く。

壁画は多くの人の目を引き、人々の会話を生む広告としての役割を果たす。

また、アメリカサッカー協会は、同協会の携帯アプリを刷新しており、このアプリを使って壁画を見ると、その壁画に描かれている選手の映像が流れる仕組みとなっている。

壁画を広告として活用するアイデアはこれまでもあったが、「地元の女性アーティストが描く」「アプリを使うと選手映像が流れる」という2点は非常にユニークである。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/05/06/Leagues-and-Governing-Bodies/USSoccer.aspx