アスレチックス、ラスベガス移転に現実味

AP Photo/Jeff Chiu

オークランド・アスレチックスが、新球場の候補地としてラスベガスにある5つの土地にオファーを出したことをデイブ・カバル球団社長が認めた。

アスレチックスは、1968年以来オークランド・コロシアムでプレーしているが、球場の老朽化やアクセスの悪さなどを理由に新球場移転の意思を示してきた。

当初はオークランド市内の新球場建設を目指していたが、市からの協力が得られず、現在他都市への移転も検討している。

カバル氏は候補となる5つの土地について、「ラスベガス・レイダーズと同じようなスタジアムづくりがいいかと思います。リゾート地にいつつ、地元の方々にも訪れやすいという形ですね」とコメントした。

ラスベガスへの移転が実現すれば、2020年に同じくオークランドから移転したレイダーズに続く形になる。

ちなみに、レイダーズとアスレチックスは、1995年から2019年の間、共にオークランド・コロシアムを本拠地として使用していた。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/oakland-athletics-new-ballpark-stadium-las-vegas-mlb-dave-kaval/

オークランド・アスレチックス、移転を検討

Photo Source: MLB.com

先週月曜日、MLBはオークランド・アスレチックスに本拠地の移転を検討するよう通知した。

その理由は以下の通りである。

アスレチックスは本拠地であるRingCentral コロシアム(通称「コロシアム」)とのリース契約が2024年に失効する。

しかし、アスレチックスは同スタジアムとの契約を更新する意思はなく、代わりに新スタジアム建設を望んでいた。

ちなみに、コロシアムとの契約更新を望まない理由として、以下のような点を挙げている。
・スタジアムが古く(1966年オープン)、試合中に照明が消えるトラブルなどが発生している。
・アクセスが悪い。スタジアムは住民が徒歩や自転車などで簡単に来られる場所が望ましい。

これらの問題点を解消するため、アスレチックスはオークランドのダウンタウン近くに新スタジアムを建設する計画をオークランド市に提出した。

しかし、その後、市からの決定がなかなか出ず、ついにMLBが「MLBは、アスレチックスの新スタジアム計画に関するオークランド市および関係者との決定が遅いことを憂慮しています」とコメントするに至ったわけである。

ちなみに、これは公式発表ではないが、一部報道によれば、アスレチックスの移転先として最も有力なのはラスベガス(ネバダ州)で、ポートランド(オレゴン州)、ナッシュビル(テネシー州)、あるいはカナダの大都市(バンクーバーやモントリオールなど)もあり得るという。

参考文献:
https://www.mlb.com/news/oakland-a-s-to-explore-relocation
https://www.sportspromedia.com/news/mlb-oakland-athletics-relocate-coliseum-las-vegas

サブスクリプション・チケット②オークランド・アスレチックスの事例

オークランド・アスレチックスは、2015年にBallpark Passができた際に、それをいち早く導入したチームの一つである。

アスレチックスは、当初、月額$19.99ドルの基本プランを提供していたが、徐々にアレンジを加え、「A’s Access」という独自のチケットを完成させた。

A’s AccessはBallpark Passの進化版で、これに登録すると、ホームゲーム全試合を立ち見スペースで観戦できるだけでなく、スタジアム内の飲食がすべて半額になったり、チームグッズが25%オフになったり、MLB.TV(MLBのネット中継)を無料で観戦できたり、といった特典もついてくる。

さらに、座席を確保することもできる。

昨日の投稿で説明した通り、Ballpark Passの登録者は立ち見スペースで観戦することが一般的だが、A’s Accessでは、プランに応じて、最小で10試合、最大で81試合分の座席を確保することができる。

座席の場所に関しては8つのエリアから選択することができ、最も基本的な座席だと年間240ドルで、最も高い席だと年間2万ドルにもなる。

A’s Accessについて、アスレチックスのChris Giles氏は「トレーニングジムのメンバーシップのようなイメージです。A’s Accessにおける座席予約サービスは、ジムにおけるパーソナルトレーニングのようなものです。それぞれの顧客に合った経験を提供できるようにデザインされています」と言う。

様々なオプションがあるA’s Accessは、ファンの混乱も生み、それを解消するまでに時間がかかった。

しかしGiles氏によれば、アスレチックスのサブスクリプション・チケット登録者の数は、A’s Accessの導入以前と比較して44%増加したという。

また、A’s Accessの登録者は、伝統的なシーズンチケットの購入者より平均で11歳若いという。Giles氏は「これも重要な数字です」と言う。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2017/06/26/Leagues-and-Governing-Bodies/Ballpark-Pass.aspx
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/06/17/In-Depth/Tickets.aspx
https://www.mlb.com/athletics/tickets/season-tickets