NCAAが新憲章を可決②ディビジョン1とNIL問題

前回お伝えした通り、新憲章によってNCAAの各ディビジョンは別々に運営されることとなった。

NIL問題(学生が自らの名前や肖像を活用して収益を得ること)に関しても、各ディビジョンにガイドライン作成が委ねられた。

ディビジョン2とディビジョン3ではスポーツは他の課外活動と同じように扱われる。学生アスリートが全国的な注目を浴びることも稀で、NILを通じて大きな収益を上げることもあまりないだろう。

しかし、ディビジョン1では状況が大きく異なる。すでに複数の学生がエンドースメント契約を結んでおり、なかには100万ドル(約1.1億円)近くの収益を上げている学生もいるという。

ディビジョン1は、体育局長や大学学長などによって構成される「改革委員会」を立ち上げ、今後6〜7カ月にわたって毎週ミーティングを開催することを決めた。

・所属する大学(350校)が平等に利益を受け、競技力が均衡するためにはどうするべきか。
・有望な選手が特定の大学に偏るような状況を防ぐためにはどうすればよいか。
・NILにはどのような制約が必要か。契約数や収入の上限は設けるべきか。
・NCAAのブランドを守るために禁止すべきことは何か(アルコールやギャンブル関係のエンドースメント契約は禁止すべきか)。

おそらくこういった内容についての協議を重ね、2022年8月をめどに新規則の内容を固めていくという。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/ncaa-new-constitution-emmert-college-sports-conferences/
https://bleacherreport.com/articles/2946352-the-biggest-and-most-notable-nil-deals-in-college-football-so-far

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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