
投資会社Wedbushは、Appleが今後4年間でスポーツの放映権獲得に「数十億ドル(1100億円以上)を費やす準備をしている」という分析を発表した。
同社は2017年にNFLの「Thursday Night Football」の放映権を獲得し、Amazon PrimeやTwitchといったプラットフォームで試合中継を行ってきた。
2019年には、ニューヨーク・ヤンキースの地方中継を担当するテレビ局YES Networkのオーナーグループに加わり、ヤンキースの試合のストリーミングを開始。
2021年にはWNBAの放映権も獲得しており、また最近の報道によれば、MLBとも2022年レギュラーシーズンの平日開催試合の放映権を巡って交渉中だという。
Wedbushのアナリストであるダン・アイヴズ氏は、Appleによるスポーツ放映権への投資は今後さらに拡大すると見ている。同氏は以下のように語る。
「現在Appleはオリジナルコンテンツに年間70億ドルを費やしており、またバランスシートを見ると、およそ2000億ドルの現金を保有していることがわかります。我々はAppleが今後数年間で多くのスポーツコンテンツの放映権獲得に向けて動くと考えています」
具体的には、NFLの「Sunday Ticket」、NCAAの人気カンファレンス(Big Ten、Pac-12、Big 12など)、NASCAR、NBAなどがターゲットになる可能性があるという。
参考文献:
https://www.sportspromedia.com/categories/movers-and-shakers/dazn-shay-segev-ceo-ott-james-rushton/
https://www.macrumors.com/2022/01/14/apple-to-spend-billions-live-sports-content/