
女子サッカーのプロリーグNWSLは、現在クラブ数を拡大中である。今年2クラブが新規参入を果たし、来年にも新たに2クラブが加わる予定だ。
新規参入クラブの一つであるカンザスシティは、今年5月からすでにリーグ戦を戦っているが、つい数週間前まで正式なクラブ名が存在しなかった。
リーグ戦も終盤に差し掛かった10月30日、同クラブはついに「カンザスシティ・カレント(Kansas City Current)」という正式名称を発表した。
クラブオーナー曰く、この「カレント(Current)」という名前は、水やエネルギー、動きの力強い「流れ」をイメージしたものだという。
「ファンや選手、住民の方々の意見に耳を傾けたところ、様々な方々から『野心的』『激しい』『力強い』『先見性がある』『インクルーシブ』といった言葉を聞きました。その瞬間、スタッフ全員が水面下でうごめく止められない力のビジョンを思い浮かべたんです。ミズーリ川沿いにトレーニング施設とスタジアムの建設地が決まったとき、クラブ名は『カンザスシティ・カレント』でなければならない、と全員が確信しました」(クリス・ロング共同オーナー)
この「流れ」のイメージはクラブのロゴにも描かれている。カンザスシティを意味する「KC」の後ろの三本線がそれだ。
また「KC」の右横にある二つの星は、カンザスシティが二つの州(カンザス州とミズーリ州)にまたがる都市であることを表している。
今回のクラブ名・ロゴ発表に合わせて、同クラブは史上初となるある計画を発表したのだが、それはまた次回。
参考文献:
https://equalizersoccer.com/2021/10/30/kansas-city-current-nwsl-team-permanent-name-brand-unveiled/
https://www.kansascity.com/sports/mls/fc-kansas-city/article255355636.html