
今月1日、コカ・コーラ社は、スポーツドリンクメーカーのBodyArmor社を買収したと発表した。
2011年設立のBodyArmor社は、コービー・ブライアントやクレイ・トンプソンなどの著名人から出資を受けるなど、新興スポーツドリンクとして注目を集めた。
プロモーション面でも、大坂なおみ、マイク・トラウト、ジェームズ・ハーデンなどとエンドースメント契約を結び、存在感を強めた。
2018年、コカ・コーラ社はBodyArmor社に対して一回目の投資を行い、株式15%を獲得。
今回改めて56億ドル(約6362億円)の投資を行い、同社の完全所有権を獲得した。
なお56億ドルという金額は、コカ・コーラ社がこれまでブランド買収のために投じた最高の金額である(それまでの最高額は2019年にCosta Coffeeに支払った51億ドル)。
今回の買収によって、コカ・コーラ社はスポーツ飲料市場でのマーケットシェアを拡大することになる。
この市場で約70%のシェアを誇るゲータレード(ペプシコ社)との差は依然として大きいが、コカ・コーラ社とBodyArmor社の相乗効果によってこの差がどれほど埋まるのか、注目である。
参考文献:
https://www.cnbc.com/2021/11/01/coca-cola-buys-full-control-of-bodyarmor-for-5point6-billion-.html