
アトランタ・ファルコンズ(NFL)、アトランタ・ユナイテッド(MLS)、そしてメルセデス・ベンツ・スタジアムの親会社であるAMB Sports and Entertainment(AMBSE)は、投資ファンドを立ち上げることを発表した。
新ファンド「AMBSE Ventures」の投資対象は、スポーツ・エンターテインメント分野の技術系スタートアップ。AMBSEが保有する資産を強化することが目的だ。
具体的には、「観戦経験改善」、「選手のパフォーマンス向上」、「イベント運営の円滑化」、「メディア・スポンサーとの関係強化」に寄与する新技術や、esportsや賭博といった新興ビジネスに関係するものなどを広く募集する。
AMBSE担当者のスティーブ・キャノン氏によれば、投資先に地域的な制約はなく、今後12ヶ月以内にいくつかの投資が行われる予定だという。
北米スポーツ界では、プロスポーツチームが自前の投資ファンドを立ち上げる動きがここ数年広がっている。
2015年、ロサンゼルス・ドジャースは「Dodgers Accelerator」を設立し(2018年に「Global Sports Venture Studio」に名称変更)、スポーツ・エンターテインメント関連のベンチャー企業に投資してきた。
2017年、グリーンベイ・パッカーズはマイクロソフトと提携し、地元ウィスコンシン州のイノベーションと経済成長を促進することを目的とした「TitletownTech」を設立。
その後、ミルウォーキー・バックスとミルウォーキー・ブリュワーズがこの動きに加わり、TitletownTechの一部門として投資ファンド「Equity League」を立ち上げ、地元のテクノロジー企業を中心に投資を行っている。
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