
今週、PTOはZwiftとの業務提携を発表した。
Zwiftは、バーチャルトレーニングサービスを提供する企業。
たとえば、自宅でランニングマシーンやフィットネスバイクを使用する際に同社のサービスを使うと、別の空間を走っているような感覚が得られる。
Zwiftは、コリンズカップの公式パートナーとして、大会前4週間に渡ってユニークなキャンペーンを展開する。
このキャンペーンでは、コリンズカップの参加チーム(アメリカ代表、ヨーロッパ代表、世界代表)が大会前4週間にZwiftを使って走った距離を競い、優勝チームは最初のレースの対戦相手を選ぶ権利を獲得する。
前回の投稿で解説した通り、コリンズカップは3チームから1人ずつ、3人が一つのレースを競う。これを12レース繰り返し、レース毎に与えられた得点の合計で優勝チームが決まる。
つまり、優勝の鍵となるのは「誰と誰を同じレースに当てるか」という戦略と駆け引きなのである。
そしてZwiftによるキャンペーンは各チームに大会を有利に始める機会を与える。言うなれば、大会前から勝負が始まるのである。
Zwiftの担当者によれば、コリンズカップの出場者の多くがZwiftユーザーであり、今回の契約は同社の認知度や愛着をさらに強化するために絶好の機会だと考えられる。
参考文献:
https://www.zwift.com/
https://www.sportspromedia.com/news/collins-cup-zwift-professional-triathletes-organisation