
今週29日、SECの所属校は、テキサス大学・オクラホマ大学にSEC参入を要請することを全会一致で決定した。
この要請を受け入れることで、両大学のSEC移動が正式決定する。これは早ければ今日中に実現すると見られている。
今後注目されるのは、2校の移動がいつ実現するのか、そして残されたBig 12の8校がどうなるかである。
まず2校の移動であるが、これはすぐには実現しない。
というのも、Big 12はESPNなどと2025年まで有効の放映権契約を結んでおり、これを破棄すると各大学に少なくとも7500~8000万ドルの違約金が科せられるからだ。
実際、テキサス大学とオクラホマ大学はすでに共同声明を発表しており、2025年まではBig 12に残る意向を示している。
しかし、それよりも前にBig 12自体が解散する可能性もある。そうなれば、2025年まで待たずに2校のSEC参入が実現する。
今週28日、Big 12コミッショナーのボブ・ボウルズビー氏は、ESPNが「我々のメンバーを狙うよう他のカンファレンスに働きかけている」と非難した。
これに対し、ESPNは「不正な行為は一切行っていない」と反論したが、Big 12の残り8校に動揺が広がっていることは明らかだ。
ちなみに、我がテキサス工科大学もBig 12に残った8校の内の一つ。
27日には、わざわざ学長がこの件に関する声明文を発表し、Big 12のこれまでの功績と同校の変わらぬスポーツへの献身について述べた。