
今月17日、ミシガン大学体育局の公式グッズストア「The M Den」は、同校のアメフト選手と提携し、彼らの名前と背番号を入れたカスタムユニフォームを販売することを発表した。
以前までのNCAA規則では、現役選手の名前が入ったユニフォームを販売することは禁止されていたが、今月発表された新NIL規則によってそれも可能になった。
ここで注意したいのは、今回の契約が「カスタムユニフォーム」に限られているという点だ。
現時点では、ミシガン大学は、同校アメフトチームが自ら商品に選手の名前や背番号を入れて販売することを認めていない。
たとえば、A選手のファンが彼の名前が入ったユニフォームを買おうと公式ストアに行っても、そのような商品は店頭には並んでいない。
A選手のユニフォームを購入するためには、公式ストアのウェブサイトにアクセスし、そこにある選手リストのなかからA選手を選択する。これによってそのユニフォームは名目上「カスタムユニフォーム」となる。
これが今回認められた選手名入りユニフォームの購入方法だ。
かなり抜け道的な手法ではあるが、売り上げの一部は各選手に還元されることになっている。
マージンは全選手一律。選手への支払いは四半期ごとになる。
この契約には、現時点でおよそ60人の選手が合意しており、その人数は今後さらに増えていくと見られる。