新疆綿問題②中国消費者による不買運動

中国の新疆ウイグル地区で生産されている「新疆綿(Xinjiang Cotton)」は、世界中のアパレル企業の製品に使用されてきた。

しかし昨年、この新疆綿の収穫のためにウイグル人が強制労働させられていると報道された。

これを受けて、大手アパレル企業が次々に懸念を表明。一部企業は、新疆綿の使用の取り止めを決定した。

たとえばナイキは、以下のようなコメントを発表している。

「ナイキは倫理的で責任を持った製造に努めており、労働に関する国際水準を順守しています。新疆ウイグル地区における強制労働の報道に関して、我々は懸念しています。ナイキは新疆ウイグル地区で生産されたものは使用していませんし、生地の供給元にもすでに連絡を取り、繊維などを同地区から取り寄せていないことを確認済みです」

こうした声明文は、社会問題に関心のある海外消費者の支持を得たが、一方で中国国内の消費者の反感を買うことになった。

一部の中国消費者が不買運動を始め、それにインフルエンサーや有名人も参加していった。そして、この不買運動は中国で社会現象となった。

ナイキやアディダスといった海外スポーツブランドが中国で売上を大きく落としているのは、この不買運動の結果だったのである。

参考文献:
https://www.nbcnews.com/news/world/western-brands-tested-china-amid-forced-labor-allegation-backlash-n1262707
https://purpose.nike.com/statement-on-xinjiang

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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