先週13日、NHLの新シーズンが開幕した。レギュラーシーズンの試合数は56試合で(コロナ以前は82試合)、観客の有無については各チームに判断が委ねられている。
現時点では、タンパベイ・ライトニング、アリゾナ・コヨーテズ、ダラス・スターズ、そしてフロリダ・パンサーズの4チームが来場者を受け入れており(ただし入場者制限がある。詳しくは下図参照)、他の27チームが開催する試合は無観客となる。

上記の4チームは限られた座席が「お得意様」であるシーズンチケット所有者に行き渡るように、チケットを優先的に販売している。
たとえば、スターズは、昨年12月、シーズンチケットを所有しているクラブ会員に以下のオプションを提示した。
①すべてのホームゲームを観戦する
②半分のホームゲームを観戦する
③数試合もしくは1試合のみ観戦する
④今年は1試合も観戦しない(シーズンチケットの権利を翌年に繰り越し)
63%が①~③を選択し、30%が④を選択。返信のなかった残りの会員は自動的に④のオプションが割り当てられた。
一方、他の27チームのなかにもシーズンチケットをすでに販売している場合がある。
その場合、シーズンチケットを購入したファンは「シーズンチケットの払い戻し」か「翌年への繰り越し」のどちらかを選ぶことになる。
たとえば、ニュージャージー・デビルスの場合は、98%のシーズンチケット所有者が翌年への繰り越しを選択したという。
参考文献:
https://www.nhl.com/news/nhl-nhlpa-season-start-agreement/c-319839598
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2021/01/11/Leagues-and-Governing-Bodies/Hockey-attendance.aspx