
2020年8月、ニュージャージー州内でスポーツ賭博に使われた金額が6億8800万ドル(約724億円)に達した。これは、アメリカ国内の月間最高額である。
ちなみに、それまでの最高額は2019年11月にラスベガスのあるネバダ州が記録した6億1400万ドル(約646億円)であった。
ニュージャージー州の賭博取締局によれば、賭けられた金額のうち3億2630万ドル(約344億円)がカジノや競馬場の儲けとなったという。
8月にスポーツ賭博が盛況だった背景には、NBAとNHLが公式戦を再開し、MLBが新シーズンを開幕したことがあると考えられる。
また、ニュージャージー州はネット上でスポーツ賭博をすることを許可しているため、コロナウイルスの影響が他州よりも小さかったかもしれない(州によってはカジノ内でしか賭けが許されていない)。
とはいえ、コロナウイルスの影響は無視できない。
ニュージャージー・カジノ・コントロール・コミッションのジェームズ・プローシス氏によれば、コロナウイルスの影響で、スポーツ賭博を楽しむために州外から訪れていた顧客が減少したという。