
今週火曜日、サウル・アルバレス選手(通称カネロ)がDAZNとGolden Boy Promotions(およびオスカー・デラホーヤ会長)を提訴した。
カネロは「現役最強ボクサー」との呼び声高い世界4階級チャンピオンで、Golden Boy Promotionsが彼のプロモーター(マッチメイクや放映権契約などを行う興行主)を務めている。
またカネロは、2018年にDAZNと5年11試合3億6500万ドルの独占契約を結んでおり、現在彼の試合はDAZNが独占中継することになっている。
しかしカネロは2019年11月を最後に試合をしていない。5月に予定されていた試合もコロナウイルスの影響で流れていた。
カネロによれば、DAZNは次戦が決まるまでのひと先ずの支払いとして契約金の一部(4000万ドル)と同社の株式を提示したが、これには納得がいかず、プロモーターであるGolden Boy Promotionsに別の可能性を探るように要求したが、こちらも納得のいく回答は得られなかったという。
今回の訴訟で、カネロはDAZNとGolden Boy Promotionsに対して2億8000万ドルの損害賠償を要求した。