
プレミアリーグは、中国放送局のPPTVと結んでいた総額5億2300万ポンド(約733億円)の放映権契約を破棄した。
報道によれば、イギリスと中国の政治的緊張の高まりが影響しているという。
イギリスでは、今年7月に政府がファーウェイ社の5G製品を排除することを発表。またジョンソン首相は、香港市民300万人がイギリス市民権を獲得できるよう道を示した。
こうしたことが二国間の緊張を高めており、それがスポーツ界を含む各所に影響を及ぼしている。
プレミアリーグでは他にもサウサンプトンFCが主要スポンサーであった中国企業のLDスポーツとの契約を途中で解約している。
コロナウイルスの影響で収益が減少し、かつ新シーズンが9月12日に始まるこの時期に、巨大な放映権契約を破棄することはプレミアリーグにとって大きなリスクだが、新シーズン開幕までに新たな放映権契約を結べるよう最善を尽くすという。
参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/premier-league-china-tv-rights-pptv-suning