
今月、音楽配信サービスのSpotifyは「Daily Sports」という新しいプレーリストの配信を始めた。
これは、一般的な楽曲に加えてスポーツの解説・論評を組み合わせたプレーリストである。
Spotifyは、5000万を超える楽曲の中から、ユーザーの好きなアーティストやジャンル、あるいはその時の気分などに基づいて選曲・配信するサービスで、世界中に3億人近いユーザーを持つ。
2008年のサービス開始以来、急成長を続けてきたSpotifyがさらなる成長の可能性として捉えているのがスポーツコンテンツである。
昨年、SpotifyはFacebookでスポーツメディア関係の仕事に携わってきたエイミー・ハドソン氏を雇い、スポーツ系ポッドキャストや番組(ESPN DailyやThe Leadなど)をSpotifyのコンテンツとして配信している。
さらにSpotifyは今年、アメリカに拠点を置くスポーツ系ポッドキャストのRingerを買収し、Spotifyでしか聞けないポッドキャストの制作も始めている。
Ringerの買収に際して、SpotifyのCEOであるダニエル・エク氏は、スポーツファンの強い関心や忠誠心が買収の決め手だと語った。
スポーツはSpotifyをどのように変えるのか。また、Spotifyはスポーツメディア界にどのような影響を与えるのか。今後の動向に注目である。
参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/spotify-daily-sports-podcast-playlist-the-ringer