今週水曜日、アイビー・リーグは秋学期(9~12月)に予定されていたスポーツイベントを全て中止することを発表した。コロナウイルスの感染拡大が原因である。
アイビー・リーグに所属する8校はそれぞれキャンパス利用規則(教室や学生寮、食堂といった大学施設の利用規則)を最近発表したが、同カンファレンスがその内容を精査した結果、年内の試合開催は不可能だと判断した。
この決定に関してアイビー・リーグのロビン・ハリス氏は「私たちの場合はキャンパス利用規則が決め手となりましたが、他の大学、他のカンファレンスでは状況が異なるかもしれません」と言う。
その翌日、ビッグ・テン・カンファレンスは、他カンファレンスの大学との試合を全て中止する一方、カンファレンス内の試合は予定通り行う方針を発表した。
同カンファレンスによれば、他カンファレンスの大学との試合をなくすことによって、選手の移動や健康管理がよりシンプルになり、コロナウイルスの感染状況や行政の基準が変わった際に、柔軟かつ迅速に対応することができるという。
秋学期はアメリカンフットボールのシーズンであり、シーズン開催の可否は各大学体育局の収益を大きく左右する。
今後、他の人気カンファレンスがどのような決定をするのか、注目である。
参考文献:
https://www.espn.com/college-sports/story//id/29430262/ivy-league-rules-playing-all-sports-fall-due-coronavirus-pandemic https://www.espn.com/college-football/story//id/29435295/source-big-ten-moving-conference-only-model-all-sports-fall