先週、大手物流企業のFedExは、ワシントン・レッドスキンズにチーム名の変更を求めた。
このチーム名は「ネイティブアメリカンに対して差別的である」として、10年以上に渡って論争を巻き起こしてきたが、昨今の人種差別に対する抗議運動をきっかけにして、批判の声がさらに強くなっている。
そういった批判の声は、プレッシャーとなって企業に押し寄せる。
FedExのもとには、87の株主・投資会社から「レッドスキンズがチーム名を変更しなければ、同チームとの関係は解消すべき」という趣旨の書面が届いたという。
FedExは、レッドスキンズと2億500万ドル(約220億円)のネーミングライツ契約を結んでおり、また、フェデリック・スミス会長がレッドスキンズの所有権を保有するなど、同チームにとって極めて重要なスポンサーであり、今回のチーム名変更要求には大きな意味がある。
また、もう一つの重要なスポンサーであるNikeは、すでにオンラインストアからレッドスキンズのアパレルを全て削除しており、検索欄で「レッドスキンズ」と打ち込んでも何も出てこないようになっている。
これらを踏まえて、レッドスキンズは先週3日に声明文を発表。「チーム名を慎重に再検討する」としている。

参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/washington-redskins-name-change-fedex-nfl-nike-pepsi-dan-snyder