先週25日、NFLは、今シーズン観客を入れるとしても、フィールドに近い前列6~8列には観客を入れることを禁止する方針を発表した。
選手と観客の間にスペースを空けることによって、コロナウイルス感染のリスクを下げることが狙いだという。
これと同時に、空席となった座席をスポンサーシップに活用することも許可された。
これまでNFLには「40フィートルール」と呼ばれるルールがあり、各チームはフィールドから40フィート(約12メートル)上までは広告を出すことが禁止されていた。
しかし、コロナウイルスの影響で収益減が予想されるなか、各チームに新たな収入源を与えるため、このルールが一時的に緩和された。
空席を用いたスポンサーシップは、すでにヨーロッパサッカーなどで行われている。

Nielsen社の調査によれば、プレミアリーグでは一試合当たり200万ポンド(約2億6000万円)ものスポンサー収入が生まれているという。
NFLはテレビ視聴率が非常に高く、メディア露出の価値も高い。今後、各チームがどのような形でこの機会を生かすのか、注目である。
参考文献:
https://www.sportspromedia.com/news/nfl-branded-stadium-seat-coverings-sponsorship-income