アメリカでは一部スポーツイベントが再開したが、観客の入場はまだ解禁されていない。今後それが解禁された場合も、入場規制がかかることが予想される。
そこで重要になるのが、「どの席を空席にするのか」という問題である。
コロナウイルス感染のリスクを最小限に抑えつつ、観戦価値や収益を最大化するためにはどの席を開放するべきか。
この課題解決を手助けするべく、SeatGeekが新たなサービスを始めた。
チケットの二次市場を運営するSeatGeekは、各座席におけるファンの入場時間や飲食・グッズ購入履歴といったデータを何年にも渡って収集してきた。
今回、その膨大なデータを基にプラットフォームを作成。空席のパターンを変えることで、ファンの感情や購買行動にどのような影響があるかをシミュレーションしてくれる。

また、このプラットフォームは、各リーグおよび自治体が設定するソーシャルディスタンスに関する規則が反映させているため、空席のパターンがその規則を守っているかを確認することもできる。
SeatGeekのラス・デスーザ氏は「リーグ、チーム、そして地域によって規則や目的が異なります」と言う。「そのクライアントにどのような制約があって、どのような意思決定をしたいのか、それらを踏まえた上で、最適の方法を見つけることができます」
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/06/22/Facilities/SeatGeek.aspx