
今週、コカ・コーラがMLBとのスポンサー契約を更新しないことがわかった。
この件は今週報道されたが、実際は今年初めにすでに決定していたことだという。
報道によれば、これはコカ・コーラ社の予算に基づいた決定であり、他のファクター(コロナウイルスの影響など)は関係ないという。
コカ・コーラがMLBと契約したのは2017年。
同社はそれ以前も複数のMLBチームと個別にスポンサー契約を結んでいたが、ハイライト動画やSNSの使い方などにおいてリーグが管理する部分が大きいことから、より自由なビジネス展開のためにリーグと契約した。
今回の契約解消によって注目が集まるのがペプシ社の動向だ。
同社はNBA、NFL、そしてNHLのスポンサーであり、MLBとも1997年から2017年まで契約を結んでいた。ペプシがMLBとのスポンサー関係を復活させる可能性は十分にある。
しかし、同社は現在コロナウイルスの影響をもろに受けている。たとえば、これまで取引をしていた小売やレストランが次々に閉店している。この状況で数10億円規模の契約を結ぶのはリスクが高い。
ましてMLBは未だシーズン開幕のめどが立っていない。これらを踏まえると、ペプシもすぐには契約には乗り出さないかもしれない。
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/06/08/Marketing-and-Sponsorship/Marketing-and-Sponsorship.aspx
https://adage.com/article/cmo-strategy/coke-takes-pepsi-mlb-sponsor/308516