MLB、バーチャル看板に関する議論

MLBは現在、6種類のバーチャル看板の導入を議論している。

今回議論されている6種類は、グラウンド上(マウンドの後ろやファールゾーンなど)とグラウンド周辺(バックネットや外野席付近など)に表示されるものである。

この技術は、すでにリーグ主催試合などでは使用されており、放送される地域によって違う広告が表示される。

たとえば、下の写真は2014年のオールスターゲーム。

アメリカの中継ではTaco Bellの広告が表示され(下段左)、日本の中継ではローソンの広告が表示されている(下段右)。

このように、バーチャル看板はユニークなスポンサーシップの機会をもたらすが、あまり積極的に取り込もうとしないチームも多い。

それというのも、バーチャル看板を導入した場合、どの広告を表示するかは、チームではなく、試合を中継するテレビ局が決定する可能性が高いからである。

普通の看板の場合、チームが自由に企業を選んで看板を設置できる。しかし、バーチャル看板の場合、チームがA社にそのスペースを提供したくても、試合を中継するテレビ局がA社の競合であるB社と契約していれば、テレビ局の意見が優先されてしまうということだ。

この点は、今後さらに議論をする中で詰めていくことになるだろう。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/06/01/Marketing-and-Sponsorship/Marketing-and-Sponsorship.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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