
カレッジフットボールのシーズンは8月末から9月頭に開幕するが、大きな大学は3~4月に「スプリング・フットボール」という紅白戦を行うのが伝統となっている。
これには新チームのお披露目、そして新シーズンにむけてアメリカンフットボール熱を高める狙いがある。
ジョージア大学はこれを独自に「G-Day」(GはGeorgiaに由来する)と呼び、イベントとして盛り上げている。チケットは無料で、何万人ものファンが観戦に訪れる。
今年はコロナウイルスの影響で中止せざるを得なかったが、同大学は4月18日に「バーチャルG-Day」を開催した。
メインコンテンツは、2019年全米選手権決勝ジョージア大学対ノートルダム大学の再放送で、スコット・ハワード監督がFacebook Live上で解説を担当した。
それと同時進行で、同大学が管理するあらゆるSNSやネット局を駆使し、#VirtualGDay というハッシュタグとともにコンテンツを提供した。
ファンも同じハッシュタグを用いて動画や写真を投稿し、同イベントは100万以上のインプレッションを記録した。
ジョージア大学体育局副局長のマイク・ビルボー氏は「これだけ多くのチャンネルを持っていれば、それを一つのイベントに集中した際に、とてつもなく大きな『拡声器』となります」と言う。
「バーチャルG-Dayはファンベースとコミュニケーションを取り、つながりを確認する素晴らしい方法となりました」
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/05/11/Colleges/Virtual-tailgates.aspx