NFLは、来月、2020-21年シーズンの試合日程を発表することになっている。
従来通りの公式戦16試合を計画しているが、コロナウイルスの影響に柔軟に対応できるよう、いくつかのプランを検討している。
以下はその例である(これらはあくまで検討中で、決定項ではない)。
・通常は9月初旬に開催する開幕戦を10月15日まで延ばす。
・2021年2月7日開催予定のスーパーボウルは2月14日(最悪で2月末)に延期。
・オールスターゲーム(通称プロボウル)は中止。
もちろん、これらはコロナウイルスの影響がどの程度続くかによって大きく左右されるが、NFLのハワード・カッツ氏によれば、同リーグとその放送局にとって最も重要なのは「公式戦16試合」と「2月のスーパーボウル開催」の2点だという。
コロナウイルス収束の兆しが見えないこの時期に試合日程を発表することは、「今はそれどころではない」という批判を呼ぶ可能性を孕んでいる。それはNFLも承知している。
しかし試合日程が決まらないと、各チームのチケット販売や放送局のスポンサー営業にも悪影響が及ぶ。
いかに批判を抑えつつ試合日程を発表できるか。現在NFLは、試合日程そのものだけでなくその発表方法に関する戦略も練っている。