今週、「MLBがアリゾナ州で無観客による公式戦開催を検討している」と報道された。
これに対してリーグ機構は決定事項ではないと発表しているが、実際のところ現実味はあるのだろうか。
USA Todayが行った取材によれば、複数の球団オーナーは「選手の年俸を大幅カットできないのなら、無観客試合というプランは決して受け入れられない」と答えたという。
無観客試合となると、チケット、駐車場、そしてコンセッションでの収益がゼロになる。これは昨年のデータでいうと、約40億ドルの損失となる。
また、全試合アリゾナ州開催となれば、地方中継の放映権収入も大幅に削られる。
さらに、取材に答えたオーナーによれば、約束された試合が開催されないということで、スタジアムのネーミングライツ契約にも影響が及ぶ可能性があるという。
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Daily/Issues/2020/04/08/Coronavirus-and-Sports/MLB.aspx
https://www.usatoday.com/story/sports/mlb/columnist/bob-nightengale/2020/04/07/mlb-2020-arizona-plan-start-season-far-fetched/2959941001/