スポーツ賭博×スポーツ中継

ワシントンDC周辺のスポーツ中継(全国放送のない地方中継)を担当するNBCスポーツ・ワシントンは、「Predict the Game(試合を予測しよう)」というスポーツ賭博を取り入れた中継を試している。

ワシントン・ウィザーズの試合などで、試合内容に関する質問を画面上に表示し、視聴者は自らの予想を同社のホームページから提出することができる。優秀な成績を収めれば賞金がもらえる。

なお、これは「NBCスポーツ・ワシントン・プラス」という姉妹チャンネルを用いた中継で、メインのチャンネルでは通常放送を同時に提供している。

コロナウイルスによる中断前までのデータによれば、ウィザーズの試合を観戦する人の9割は通常放送を選び、残りの1割が姉妹チャンネルの放送を選んだ。

このデータだけを見れば「スポーツ賭博の需要はあまりないのでは?」とも思えるが、NBCスポーツ・ワシントン社はこのコンテンツを高く評価している。

同社のデーモン・フィリップ氏は「私たちが成果を測るときに見るのは、エンゲージメント(どれだけ視聴者を引きつけたか)です」と言う。

たとえば、今シーズン「Predict the Game」を楽しんだ視聴者は25万人以上で、プレー時間は一試合平均で1時間10分だった。

NBAの試合時間が平均で2時間強なので、試合時間の半分は「Predict the Game」を楽しむためにNBCスポーツ・ワシントンのホームページにいたことになる。

「これらは、『Predict the Game』がうまくいっていることを示しています。このコンテンツには需要があるのです」とフィリップ氏は言う。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/03/16/Media/Sports-media.aspx
https://www.nbcsports.com/washington/predict

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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