
コロナウイルスの影響で様々なスポーツイベントが中止になったが、アメリカのスポーツファンが最も残念に思ったのは、カレッジ・バスケットボールの全米選手権「マーチ・マッドネス」かもしれない。
マーチ・マッドネスはカレッジスポーツ屈指の人気コンテンツで、その総売上は8億ドル(約880億円)とも言われている。
NCAAは保険に加入しており、一部の損失はカバーされるというが、その額は2.5億ドルほどになるという。
バスケットボール以外のスポーツイベントも中止になっており、主要な体育局の収入は全体で10%~30%減る見込みだという。
大きな体育局になると年間総収入は2億ドルにも達するため、10%でも2000万ドルの損失ということになる。
一方で、体育局長によれば、最終的な経済的損失を予測するには時期尚早で、現時点では様々なパターンに対応する準備をしなくてはならないという。
オクラホマ大学のジョー・カスティリオーネ体育局長は、総収入の損失が「10%だった場合」「20%だった場合」「35%だった場合」「50%だった場合」の4パターンを想定し、それぞれの対処法を練っているという。
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/03/23/Sports-and-Society/CollegeADsCV.aspx