昨年10月、NCAAが学生アスリートによるエンドースメント契約を解禁する方針を発表した。
実際に解禁されるまでには数年かかりそうだが、その日に向けてネブラスカ大学はすでに動き始めている。
今週10日、ネブラスカ大学はアスリートのブランディングを専門とするOpendorseと業務提携を結んだ。
同社は「Ready Now」というプログラムを立ち上げ、ネブラスカ大学に所属する700人弱の学生アスリートのブランディングをサポートする。
具体的には、SNSの使い方などから各学生のブランド価値を査定し、価値を損ねているような行動を注意し、価値を向上するための戦略を提示する。
同社CEOのブレイク・ローレンス氏曰く、まずは「SNSアカウントは簡単に見つかるか?」「最近の投稿で削除すべきものはないか」「どういった投稿が大きな反響を呼んだか」といったことを検証していくという。
ローレンス氏は「企業がスポンサーするアスリートを選ぶとき、10年前であれば、そのアスリートの代理人との関係やマーケティング担当者の勘に頼っていましたが、今は違います。まずは、ネット上でどれくらい影響力を持っているかを必ず分析します。今後、学生アスリートがエンドースメント契約を結ぶことになってもその点は同じだと予測しています」と言う。
ネブラスカ大学バスケットボール部のフレッド・ホイバーグ氏は、選手やコーチ、スタッフとして20年近くNBAに携わってきた。
ホイバーグ氏は「NBAがここまで人気になった一つの要因は、各選手が個々のブランドを確立したことにあると思います」と言う。
「今回のプログラムはネブラスカ大学の学生アスリートにとって素晴らしいリソースになるでしょう。自分のブランド価値を理解する。それが早ければ早いほどその後のキャリアに繋がります」。
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