メルセデスベンツ・スタジアム、キャッシュレス化で利益増

2019年3月にキャッシュレス化に踏み切ったメルセデスベンツ・スタジアム。スタジアムを所有するAMB Sports & Entertainment社によれば、初年度は大きな成功を収めたという。

同社CEOのスティーブ・キャノン氏は、今後建設されるスタジアムでは最初からキャッシュレスにすべきだと主張する。

「デメリットは一つもないと思います。現金の補充や計算がなくなり、現金を守るための施設やセキュリティも不必要になります。それらを合わせればざっと35~40万ドルほどのコストがカットできます。そして盗難のリスクもなくなります」

キャノン氏が挙げたメリットに加え、キャッシュレス化は、会計でのやり取りをスムーズにする効果も期待できる。

同社の調査によれば、混雑時にコンセッションに並ぶ時間は、従来と比べ、20~30秒短縮されているという。

待ち時間の短縮は、ファンの購買行動にも好影響を与え得る。

実際、同スタジアムで飲食のために使われる金額は、ファン一人当たり約16%増加したという。

一方で、カードを所持しないファンのために、「逆ATM(現金と引き換えにスタジアム内でのみ使えるカードを購入する機械)」をスタジアム内10か所に設置したが、実際に利用したのは来場者全体の約1.2%だったという。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/03/09/Facilities/Mercedes-Benz.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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