
現在NBAはリーグ運営に関するいくつかの変更を検討している。
具体的には、以下のような案が議論されている。
・レギュラーシーズンの試合数を82から78に削減
・シーズン中に開催するトーナメント戦の導入
・プレーオフ制度の改正
シーズン中のトーナメント開催は、ヨーロッパサッカーをモデルにしたアイデアで、12月頃に行う予定だという。
こういった改正案の背景には、「人々が一つのエンターテインメントに集中できる時間が短くなっていること」や「テレビ中継を見る人が減っていること」などがあると考えられる。
シーズン開始から数ヶ月経った12月頃にトーナメント戦を開催することで、ファンの「中だるみ状態」を解消し、盛り上がりに再度火をつける狙いがある。
「大きなイベントをどの時期に配置すればファンの興味を持続できるか」という問題に関して、NBAはどこよりも戦略的に取り組んできた。
これらの改革案は昨年11月にすでに明らかになっており、当時は「早ければ来シーズンから導入」と報じられていたが、その可能性は限りなく小さくなっている。
解決すべき問題はいくつもあるが、特に「試合数が減ることで生じる収入減をいかに埋め合わせるか」が重要な課題となっているという。
参考文献:
https://www.nba.com/article/2019/12/20/nba-proposes-78-game-season-among-changes
https://www.boston.com/sports/nba/2019/11/24/nba-schedule-playoff-format-changes
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/02/24/Leagues-and-Governing-Bodies/NBA.aspx