MLBの新プレーオフ案

今月、MLBがプレーオフの仕組みを大きく変更する方針であることが分かった。

具体的には、プレーオフに参加できるチーム数を10から14に増加する。

プレーオフの第一ステージは「ワイルドカード・ラウンド」。

各リーグで最も勝率が高かったチームは、このステージを免除されるため、参加するのは残りの12チームとなる(ア・リーグ、ナ・リーグ各6チーム)。

この12チームは、レギュラーシーズン最終日に集まり、対戦相手の指名会を行う。対戦相手を指名する権利があるのは、レギュラーシーズンでより勝率の高かったチームとなる。ここで2勝先取したチームが次のステージに進む。

第二ステージは「ディビジョン・シリーズ」。ワイルドカード・ラウンドを勝ち残った6チームに、それを免除された2チームを合わせた8チームが参加する。ここは3勝先取となる。

第三ステージは「リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ」。4チームが参加。ここは4勝先取。

そして、最後まで勝ち残った2チームがワールド・シリーズに臨む。ここも4勝先取だ。

MLBはここ数年、野球人気復活のために様々なルール変更を試みているが、今回のプレーオフ変更案もその一環と考えられる。

またMLBは、テレビ中継を担当するESPNとTurnerとの放映権契約が2021年で終了する。プレーオフの試合数を増やし、対戦相手指名会のような付随イベントを新設することで、放映権の価値を上げようとしているとも考えられる。

一方で、30チーム中14チームがプレーオフに進出できる仕組みは、162試合あるレギュラーシーズンの価値を損ないかねない。今後、選手会との交渉のなかでどのようなすり合わせが行われるのか、注目である。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/02/17/Leagues-and-Governing-Bodies/MLB.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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