今週18日にオールスターを開催したNBA。今シーズン前半戦のテレビ視聴率が明らかになった。
(なお、アメリカでは視聴率を示すときに視聴人数が使われるため、日本の視聴率とは数字の意味合いが異なります。たとえば「10%減」というのは「視聴した人の数が10%減った」ということを意味します)。
まず、地方中継は、リーグ全体で前年比13%減。
チーム別に見ると、13チームが前年よりも改善していたが、別の13チームが前年比で19%以上の下落を経験しており、落ち込みの激しいチームがリーグ平均を押し下げている印象だ。
次に、全国中継の視聴率は、ABCが16%ダウン、ESPNが10%ダウン、そしてTNTが13%ダウンであった。
全国中継の視聴率に最も悪影響を及ぼしたのが、ゴールデンステート・ウォーリアーズの不調だ。
過去5年間で3度リーグ制覇をしているウォーリアーズは、ここ数年、最も視聴率が取れるNBAチームであった。
しかし今シーズンは、ステフィン・カリーの離脱やケヴィン・デュラントの移籍などが響き、ここまでリーグワーストの12勝43敗。
その結果、今シーズンの視聴率は前年比で66%下がった。
過去のデータから「ウォーリアーズの試合がキラーコンテンツだ」と踏んでいた各局は、同チームの試合中継をいくつも組んでおり、それが痛手となっている。
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/02/17/Ratings-and-Research/NBA-ratings.aspx