MLBがマイナーリーグ(MiLB)の抜本的な構造改革を検討していると報道されてから約4か月が過ぎた。
これまでMLBとMiLBは話し合いを繰り返してきたが、未だ合意には至っていない。
当初報道された改革案には「40チーム以上を廃部にする」「ドラフトで指名できる人数を半減させる」といった内容が含まれていたが、その内容は変わりつつあるという。
この件に関しては、スポーツ関係者だけでなく政治家も積極的に意見を発しており、それが良くも悪くもMLBにプレッシャーを与えている。
つい先週も、4人の国会議員が、MiLBチームの廃部を思い直すようにMLBに懇願している。
MLBはこのような政治的プレッシャーは円滑な交渉を妨げると不快感を示している。
また、この政治的プレッシャーによって、MLB30球団のオーナーたちが当初よりもリーグの改革に協力的ではなくなっているという報道もある。
MLBとMiLBの関係を定める契約は今年9月に失効する。双方はそれまでには何らかの合意ができると前向きに考えている。