MLSは、アメリカ・カナダ国外でスポンサーシップを販売する権利を各クラブに与えると発表した(これまではリーグが一括して管理していた)。
北米メジャーリーグではNBAが昨年から同様のプログラムを始めているが、NFL、MLB、NHLにおいては、各チームが自由に展開できる海外ビジネスは限られている。
MLSの新基準にもいくつかの制約はある。
たとえば、国内スポンサーの競合となる企業との契約やスポーツ賭博業者との契約は禁止されている。
しかし、そういった基本的なルールを除けば、各クラブに与えられる自由度は高い。国や地域の制約もない。
MLSはかねてより海外マーケットの拡大に取り組んでおり、リーグ主導ではなくクラブ主導のビジネスを拡大することは理にかなっている。
特に、2026年のワールドカップ(アメリカ・カナダ・メキシコ共催)が近づけば、北米のサッカー界に注目が集まる。
この機会を各クラブがどのように生かすのか、今後のスポンサー契約に注目である。