MLSは、2020年シーズンから新しいスポンサーシップを導入する。それがユニフォーム袖のスポンサーシップだ。
とは言っても、シーズン開幕まで約1か月となった現在、契約までこぎつけたクラブは1つだけ(LAFC)である。
このスポンサーシップの導入が発表された際、フィラデルフィア・ユニオンのジョン・ポール・ダーデン氏は「あっという間に売れると思っていました」と回想する。
ダーデン氏だけでなく、多くの関係者が想像以上に契約に時間がかかっていると感じているようだ。
この現象は、2017年にNBAがユニフォームスポンサーシップを導入した際に似ている。
今でこそ大成功と言われるNBAのユニフォームスポンサーシップだが、当初はどのチームも営業に苦戦していた。
その主な理由としては「前例がないので、その効果や価値を評価することが難しいから」「全チームが一斉に営業を始めるため競争率が高いから」といった点が挙げられる。
これらに加え、MLSの場合は、すでにユニフォームの胸にスポンサーロゴがついているため、その胸スポンサーの競合を避けなくてはいけない、という制約もある。
果たしてシーズン開幕までにあと何クラブが契約までこぎつけるのだろうか。
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2020/01/27/Marketing-and-Sponsorship/MLS.aspx