北米スポーツビジネスの動向を伝えるメディアであるSports Business Journalが毎年恒例の読者アンケートの結果を公表した。
この雑誌の読者の多くはスポーツビジネスの関係者・有識者なので、この調査結果を見ることで北米スポーツ業界の現状を概観することができる。
今週は5日間に渡って、興味深い結果をいくつか紹介していく。
Q. 今年のスポーツ業界で一番の話題は?
- カリフォルニア州が学生アスリートのエンドースメント契約を認める法案を成立させたこと(43%)
- NBAと香港デモを巡る論争(37%)
- 四大スポーツリーグとスポーツ賭博業者の業務提携(29%)
- アメリカ女子サッカー代表のワールドカップ優勝と賃金問題(29%)
- MLB、ヨーロッパで初の公式戦(26%)
Q. 今年最も興味を引いたアスリートは?
- ザイオン・ウィリアムソン(23%)
- ミーガン・ラピノー(13%)
- レブロン・ジェームス(6%)
- カワイ・レナード(5%)
- タイガー・ウッズ(4%)

Q. 他業界と比較して、スポーツ業界が遅れているところは?
- 男女の平等(59%)
- 福利厚生(44%)
- 人種的平等(33%)
- 顧客サービス(16%)
- データ・アナリティクスの活用(16%)
Q. 各スポーツ組織はアメリカ国内での、社会的・政治的な立場を明確にすべき?
- そう思う(49%)
- そう思わない(51%)
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/11/25/Reader-Survey/State-of-industry.aspx